2025年、6月1日(日)2日(月)の二日間にわたって沖縄産業支援センターで第219回研究会(SIG-COASTER-3)が開催されました。この研究会は電子情報通信学会のHCS、HIP研究会との連催でした。
今回、36件の発表がありました。これまでのSIG-COASTER、そして前身のSIG-CEの中でも最多の発表件数ではないかと思います。参加者も昨年より増え、1日目44名、2日目28名の延べ72名が参加しました。
学生からベテラン研究者まで、幅広い層からの発表がありました。参加者も大学や研究機関だけからではなく、企業の方の参加もあり、いろんな観点から意見交換の機会となりました。毎年恒例の3研究会合同の懇親会も50名を超える参加者で盛り上がり、こちらもいいコラボレーションの機会になったのではないかと思います。
コミュニケーション支援専門研究委員会(SIG-CE)からコラボレーション基盤専門研究委員会(SIG-COASTER)に移行し、従来のコミュニケーション(Co*)の研究ももちろん含めつつ、さまざまな領域とのコラボレーション(Co*)の研究も増えてきました。このようなメゾレベル、マクロレベルの領域間インターフェイスについても議論できる研究会になりつつあります。
なお、日はズレましたが、前回の研究会(SIG-COASTER-2)で優秀発表賞に選出された安達さんらにコラボレーション基盤研究会賞が授与されました。おめでとうございます。今後とも研究会を盛り上げていただきたいなと思います。
安達 新之丞 辰己 晶洋 大久保 雅史
「特性形容詞尺度に基づく声の印象尺度の分析」
ヒューマンインタフェース学会研究報告集 Vol.26 No.7 Pp.9-14