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講習会 2021

9月15日(水)9:30~12:30

コース1:HI研究におけるWeb調査の活用:実践における留意点
概要: 本講習会では、調査によるデータ収集の実施形態として、長らく主流だった紙筆版に取って代わって急速に普及しているWeb調査について解説する。講師が手がけてきた諸研究で得られた知見を紹介することを通して、参加者ご自身が、Web調査という手法がどのような研究目的とフィットするものかを考えるきっかけとなればと考えている。
Web調査では、当初からデータを電子化した形で入手でき、画像や音声など文字以外を利用した刺激を呈示したり、質問内容をダイナミックに変化させたりする仕掛けを施すのが容易である。こうした点は従来の紙筆版調査と比べて大きなメリットだし、インターネットが十分に普及した現在ではサンプリングバイアスの懸念も小さくなり、協力者にとっても回答のコストは低いと考えられる。
多くの利点をもつWeb調査だが、当然ながら、研究者が得たいデータを自由自在に得られるわけではない。参加コストが低く、誰でも手軽に参加できるというのは、言い換えれば「参加環境を制約できない」ということである。回答環境が参加者任せとなると、回答に際する態度を調査者がコントロールすることは不可能である。つまり、質保証には研究者が尽力する必要がある。
本講習会でははじめに、Web調査という方法のごく基礎的事項について、初心者を対象に解説する。その後、具体的な実践に関わるアドバイスについて、参加者からの相談内容に基づくカウンセリングによって行う。事前応募を優先するが、時間の許す限り当日飛び入りの相談も歓迎する。

以下より、事前の相談内容を募集しております。

相談内容募集サイト(締切:9月8日(水))
https://forms.gle/VvVtnMTiz3KhTDKo8
オーガナイザ: 伊藤 京子(京都橘大学)
講師 三浦 麻子 (大阪大学)
  略歴:大阪大学大学院人間科学研究科教授。博士(人間科学)。1995年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。大阪大学助手、神戸学院大学准教授、関西学院大学教授等を経て,2019年より現職。
  専門分野:社会心理学。対人・集団コミュニケーションに関する研究を行っている。 
コース2:レジリエンスエンジニアリングのすすめ
       〜「失敗を防ぐ」から「成功を続ける」へ〜
概要: 社会技術システム (Socio-technical systems)とは人・組織・法令などの社会システムと,機械・設備・コンピュータなどの技術システムが融合して機能するシステムであり,代表的なものとしては,航空,鉄道,医療,発電,送電網,石油化学コンビナートなどや,それらの構成要素である一つの空港,管制塔,病院,工場などがあげられます。これらのシステムにもとめられるのは,安全性だけではなく,レジリエンスです。システムを取り巻く環境(社会,経済,気象など)も内部のコンポーネント(人,設備,ソフトウェア)の機能も変動し,外乱も受けます。レジリエントな社会技術システムには,状況の変化に柔軟に対応して機能を維持する力,機能の低下を最小限に抑える力,そして,機能が損なわれた場合は素早く回復する力が備わっていなければなりません。レジリエンスエンジニアリングは,システムのレジリエンスを高めるための研究と実践です。本講習会では,レジリエンスエンジニアリングの基本的な考え方を解説し,失敗を防ぐだけでなく,成功を続けること,成功を増やすことを目標にした安全マネジメントの実践的取り組み例を紹介します。
オーガナイザ: 狩川 大輔(東北大学)
講師 芳賀 繁 (社会安全研究所/立教大学)
  略歴:京都大学大学院修士課程(心理学専攻)修了。博士(文学)。国鉄鉄道労働科学研究所、財団法人鉄道総合技術研究所、立教大学文学部心理学科、立教大学現代心理学部心理学科などを経て2018年より現職。産業・組織心理学、交通心理学、人間工学に関する研究・学会活動のほか、鉄道会社、航空会社の安全アドバイザーなどを任。主な著書に『失敗ゼロからの脱却』(KADOKAWA),『失敗のメカニズム』(角川スフィア文庫)、『うっかりミスはなぜ起きる』(中央労働災害防止協会)、訳書に『交通事故はなぜなくならないか』(G. ワイルド著/新曜社)、『ヒューマンエラーは裁けるか』(S. デッカー著/東京大学出版会)などがある。
  専門分野:産業心理学,交通心理学,人間工学
コース3:会長直伝!学生のためのヒューマンインタフェース基礎講座
概要: ヒューマンインタフェースに興味のある学生さんたちを対象に、便利で使いやすいHIを考える習慣を身につけてもらえるよう、HIの基礎について学びます。前半90分は講義形式で、後半70分は希望者を対象に、小グループに分かれてワークショップ形式で議論を進めます。
後半のテーマは「大学の学務システムに求められるもの」です。履修申請から受講、レポート提出、評価の確認など、皆さんが日頃使っているシステムについて、学生だけでなく教員や事務員など、様々な立場から考えてみましょう。前半の講義部分および最後のワークショップ発表については、皆様ご参加いただけます。

ワークショップについて:
後半のワークショップの参加人数は上限を30名とし、申込人数の確定後に偏りのないよう実行委員会側で選ばせて頂きますのでご了承ください。社会人の参加も可能です。ワークショップ参加を希望するかたは,Peatixからの参加登録に加えて、[ワークショップ参加登録フォーム]にもご登録下さい(締切8/30)。
ワークショップではZoomとオンラインツールMiroを使用したグループディスカッションを行います。ワークショップ参加者の皆様は、マイク・WEBカメラ付PCの準備ならびに事前のMiroアカウント取得をお願いします。

ワークショップのファシリテータ:
 ・東京都市大学 市野 順子
 ・京都大学 岡橋 さやか
 ・産業技術総合研究所 大槻 麻衣
 ・リコー 桂木 紫帆
 ・東京工業大学 中谷 桃子
 ・岡山理科大学 横山 ひとみ
 
[写真]
※ファシリテータミーティングの様子
オーガナイザ: 小林 真(筑波技術大学)
講師 藤田 欣也(東京農工大学)
  略歴:1983年慶應義塾大学工学部電気工学科卒業。1988年同大学理工学研究科博士後期課程修了。工学博士。相模工業大学、東北大学医学部、岩手大学を経て、現在、東京農工大学大学院教授。知的生産性の向上にむけたオフィス作業者の状況推定や情報通知の制御、テレワーク支援システム、力触覚の提示と遠隔共有など、人と共生する知的情報システムのためのヒューマンインタフェースの研究に従事。バイオメカニズム学会理事、日本バーチャルリアリティ学会理事、本学会理事、副会長などを歴任。 
  専門分野:知的生産性,遠隔コミュニケーション,力触覚のVR
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