CHI2025(Conference on Human Factors in Computing Systems)は2025年4月26日–5月1日にかけて横浜で開催された。Paperの採択率は24.9%(1,249/5,014)であり、他も同程度の採択率であった(詳細は[公式のブログ]および[公式Xのポスト])。対面にて登壇発表、ポスター、デモなど多様な形式で発表が行われた。
オープニングキーノートではMutale Nkonde氏がAIによって人がどのように影響を受けるか、偏見のない適切な情報を提供するAIの設計で考えるべきことについて講演された。クロージングキーノートでは若宮 正子氏が人生100年時代にAIとの付き合い方、高齢になっても新たに挑戦することの大切さを自身の経験をもとに講演された。両方ともAIと社会の関わりや新しい挑戦の重要性について述べた素晴らしい発表であった。
初の国際会議への参加だったため、時間の許す限り多くの登壇、デモ、ポスターの発表を見に行ったが、英語の発表についていくのが大変だった。どのデモも完成度が高く、面白かった。私はStudent Research Competitionで発表し、ポスター発表審査→プレゼン審査を経て学部生部門で優勝することができた。また、過去に読んだ論文の研究室や著者が会場にいて、実在するのだと感じた。
神戸市立工業高等専門学校 専攻科 電気電子工学専攻 大塚 晟

写真1. ポスター発表の様子

写真2. デモ会場の様子

写真3. キーノートスピーチ会場の様子