英語を勉強せずに、英語を話せるようになる方法はないでしょうか?
おかしいことを言っているというのは自分でもわかっているのですが、もうこう考えるほかないような状況に陥っております。話すことができない。英語が。いや、ひとりで海外行って帰ってくるということならできます。でもそれは「死なない」レベルの話であって、これは私の中では国際化したとは言えないのです。
わかっているんですよ、第二外国語として英語を話せるようになるのには、ものすごくたくさんの勉強をする必要があるという事は。でもかなりの試行錯誤をした結果として、出した私の結論は、英語の勉強は本当に辛くて厳しくて、なるべく避けたいということです。
研究者界隈では、英語が話せるという事は、アドバンテージというよりは、むしろ当たりまえのことと言っても良いのではないかと思います。話せないことがディスアドバンテージ。もちろん私と同じように英語が苦手な人もいます。そういう人については、今度会ったときにぜひ握手をしてください。
研究者の皆さんはなぜあんなにペラペラと英語が話せるのでしょうか。私の知らないなんかいい方法があるのではないでしょうか。で、私はヒューマンインタフェース学会の年間メインイベントであるヒューマンインタフェースシンポジウム2025の機会を利用して、なぜみなさん英語を話せるのかといろんな研究者に聞いてまわりました。
みなさん異口同音に「そりゃあ勉強したから」と答えられます。そりゃそうですよね。でも、私が聞きたいのはそんな回答じゃないんです。だから、なんでそんなに勉強できたのか?モチベーション的にも方法的にも、という質問をしたわけです(余談ですが、フィールドワーカーにとって、状況に応じて間髪入れず質問して情報を深掘りしていくというスキルは本当に大事ですよね)。
で、そこから得られたことをざっくりまとめますと、ほとんどの人が留学経験があったり、中長期の海外滞在経験があるんですよ。帰国子女だというパターンも結構あります。
なんだよ、実家太い系かよ。これだから困るぜ。研究者は実家太い系が多すぎるぜ。自分には無理だわ。と、私はすぐに思考停止し、拗ねてしまうのですが、拗ねても英語が話せるわけではありません。ここから何かを学ばなくては。Panasonic創業者の松下幸之助は「人間、学ぶ気さえあれば石ころひとつからでも学ぶことができる」的なことを言っていた…といううろ覚えの記憶があります。調べてみたんですが、出典が見当たりません。言ってないのか?言ってそうなのに。まぁ、ともかく、学ぶ気さえあれば何からでも学べるということです。真理。知らんけど。
で、話を戻しまして。自分ができそうなことを知るために、どういう勉強が効果的でしたか?ということも重ねて聞いてみました。
シンポジウム会場に向かうバス待ちで偶然会った京都橘大学の伊藤先生と話をさせていただいたなかで、元京都大学総長の松本先生が確か「英語しか話さない」という取り組みをしていたのではないか?確かそういう工夫で海外で暮らさなくても英語を話せるようになった方がいたような…という話をうかがいました。日経新聞の「私の履歴書」かなんかで連載されてたらしいです。マジか。日本にいたとしても英語しか話さなければ、英語が話せるようになる…。正しい。正しいとは思います。でもそれは「工夫」という話ではなく、「理論上は可能」という話では?昔「魁!!男塾」というマンガで、水面に踏み込んだ右足が沈む前に左足で踏み込み、その左足が沈む前に右足を踏み込むことで水上歩行は可能!という偽情報(民明書房)を読んだことがある気がするのですが、なんかそれに近い気がします(伊藤先生は悪くないです)。で、出典を確認すべく「京大総長 松本 英語だけで話す 私の履歴書」で検索してみました。じゃあいきなり「『できない』は禁句」というタイトルが飛び込んできまして、初対面で怒られたような気になってしょんぼりしてしまいました。よく読むと「工学に『できない』は禁句」という話でとても良い話だったのですが。
シンポジウム懇親会では学会長である木村先生に話しをうかがったところ、大阪大学名誉教授(で現在は教育テック大学院大学の学長をされている)竹村先生は留学してないけど英語をペラペラに話せるという情報を教えていただきました。竹村先生!私の目指すモデルは竹村先生かもしれない!と意気込んで竹村先生の元に向かいました。偉い人にも恐れず凸れる、というのは私の長所かも知れません。
竹村先生からはたくさんの良い話をうかがったのですが、特に強調されていたのは「シャドーイングが一番効果がある」という話でした。シャドーイングします。しますわ! わて、シャドーイングしますわ! それくらいならできなくもない気がしてきました。まぁ「それくらいなら」と思った時点で失敗フラグが立つわけなんですが。
で、ここで結論が出た気もするのですが、シャドーイング最強説はあくまで竹村先生のご意見なので、他にも情報を集めなければ、と思って他の先生にも質問してみました。
せや、ここはヒューマンインタフェースの学会や!と思い出させてくれたのが、金沢工業大学の山本先生でした。山本先生はChatGPTのような生成AIを使ってひとりで英語を勉強する方法はあるよ、と話されていて、「なるほど、それくらいなら自分にもできそう!楽しそう!」と思いました。まぁ「それくらい(以下同文)
青山学院大学の伊藤先生からはAppleのAirPods Pro3のライブ翻訳機能がすごいらしい、という話をうかがいました。うおおお!テクノロジーがッ!全てをッ!解決してくれるッ!! ええやん、ええやん、もう勉強せんでええやん!カネで解決や!という激アツな気持ちになりました。
まあさすがにノー勉強は良くないと思うので、ほどほどに勉強しつつ、なるべく勉強せずに話せるようになるという方向で気持ちが固まりつつあります。意識が高いのか、低いのか。よくわかりません。
とりあえずたくさんの情報が集まったので、できる範囲でやっていこうと思います。次はいよいよ英語の勉強です。
国際度:★☆☆☆☆
魁!! 度:★★★☆☆
英語モチベ:★★★☆☆