海外に行ったり、国内でも英語を長時間話さなければいけない機会に遭遇すると、英語を勉強しよう!しなければ!絶対英語を喋れるようになってやる!ってモチベーションが上がりますよね?
私の場合はそこから40日間くらい英語に対する勉強のモチベーションがめちゃくちゃ爆増します。私はその期間のことを鬼武者モードと呼んでいますが、皆さんはどう呼ばれていますか?

 

今回は私が過去に鬼武者モードになったときに試行錯誤した英語勉強について紹介したいと思います。時系列順というよりは多くの人が試してみるであろうポピュラーな順で独断と偏見に基づいて紹介します。

 

(1) ホニャlingo

本当にすみません、Twitter(現X)でも研究者の皆さんの投稿の中で見かけるアプリケーションです。どうも毎日コツコツと継続しやすい語学学習アプリのようです。ちょうど私が鬼武者モードに入った時期に、私の妻が子どもの英語学習のために良いかも!?といきなり有料版、しかもファミリーパックの年間契約をしてくれたので、図らずも私はその恩恵を受けてこのホニャlingoに取り組むことになりました。

 

で。で、ですよ。結論から申し上げると、私はこれをうまく使いこなせないまま鬼武者モードが終了してしまうことになりました。

 

当時の私の不安な心境がTwitter(現X)に記録されていましたので、これを引用したいと思います。

 

英語力を向上させたくてホニャlingoを始めたが、もう5日間もずっと「これはあなたのサラダですか?」とか「コーヒーとサラダ」とか「America is big」とかそういうのばっかりで不安になってきた。

 

この投稿に対してこんなレスポンスをいただきました。

同業者Aさん

***lingoは第2、第3外国語新たに学ぶのはいいと思いますけど、すでにある程度できる英語やるのはメリットないと思いますw

同業者Bさん

英語でラテン語とかやるといいんですよ。

再び同業者Aさん

あー、確かに、そういう使い方の方がまだ英語の勉強として役立ちますねw ラテン語は難しすぎるから、スペイン語くらいがいいと思いますw

 

ポストのレスで、私抜きで会話すんじゃねぇ! こっちは英語で苦労してるのに、何で英語でラテン語勉強する話になってる? スペイン語で知ってる単語とかパエリアしかないんやけど。あと、バル。ぜんぜん「確かに」じゃねぇよ…

 

で、このあと3週間くらい続けたのですが、ずっと「コーヒーとサンドイッチ」みたいな問題しか出てこなかったのでやめました。

 

後から知ったんですが、普通に飛び級できるらしいです。すみません、自分のアプリケーションへの理解不足をアプリケーションのせいにしてしまって。ホニャlingoは悪くないです。ちゃんと説明を読まない私が100%悪いです。

 

ところでこのアプリのインタフェース、面白い工夫があるなと思います。しばらくこのアプリ使ってないとスマホのホーム画面に並んでるアプリアイコンのキャラが悲しそうな顔になるんですよ。それでも放っておいたらシワシワになって、それをさらに放っておくと骸骨になるんですよ。情に訴えてくるシステム!

 

で、ふとした瞬間にスマホの誤操作でものすごく久しぶりにアプリを立ち上げたら、すぐに登録アドレスに「おかえりなさい」ってメールが届くんですよ。……重い。重すぎる。そういうところがしんどいねん。。ホンマごめん…。

 

(2)英○物語

クイズ形式で英単語を学ぶスマホアプリです。単語の意味、つづり、発音記号などいろんなパターンがあり楽しいです。私自身、ゲームが大好きで過去に「ゲーム依存」の研究もしてたくらいなので、

これは結構続きました。

 

参考「スマホゲーム中毒と課金地獄からの脱出」 https://okakohei.com/archives/1759

 

で、あるときふと気づいたんですよ。「あれ?ゲーム経由で覚えた単語って何?なんも記憶にないんやけど…」って。いや、いろいろあるのかもしれません。でも思い浮かばないんですよね。なんというか、文脈がないから思い出せないというか。

 

このゲームアプリに問題があるとかそういう話ではなくて、ゲームの構造自体がタップしたこと/入力したことに対して正誤反応をする、というものになっており、そこに限界があるのかな、と感じてしまいました。出題のバリエーションだけでなく、フィードバックのバリエーションも学習に効くはずなので(学習理論的にという意味ではありません)、この手のゲームはそこに課題があるよなあと考えてしまいました。

 

単語だけ覚えるなら単語帳が今のところ一番コスパが良いなぁと改めて思いました。あくまで個人的な感想なんですけど。

 

(3)ホニャララバディ

いま流行りのAI英語学習アプリです。年3万円くらいかかりますが、高性能なのは間違いありません。英語学習アプリに3万円?しかも買い切りじゃなくて?と思われるかもしれませんが、鬼武者モードに入ると「3万円?それくらいなんぼのもんじゃい!元取るまで勉強したるがな!3万円で英語喋れるようになるんやったら安い安い!」っていう気分になるんですよね。

 

というわけで3万円払ってチャレンジしました。さすがに3万円払うと本当に真剣に取り組むようになります。モチベーションが上がるというのとはまたちょっと違う「3万円やで?」という自らに課したプレッシャー。

 

すごいなAI。めちゃ発音が人間っぽいし、ちょっとくらい違って言っても文脈合ってたら正解にしてくれるし。ほんまにすごい。ほんまにすごいのはもう間違い無いんです。間違い無いんですけど、海外に引っ越して地域のマーケットに行って何食べたいか説明するとか、そういうシチュエーション頑張ってもちょっと…私のニーズには…合わないと言いますか…なんと言いますか…。本当にごめんなさい。海外赴任を控えてるビジネスマンとかにはすごくいい気がしますが。シチュエーションもそれなりに選べるのですが、私のニーズに合ったものがなくて。わかってます。全部言い訳です。悪いのは私。でも、続けられなかった。3ヶ月で終わり。1ヶ月1万円。落武者モード…

 

ともかく他にもいろんな教材的なものを試しました。まずはCD付いてる本。ほんまに20冊近くそれ系の本は買いました。買ったけど、やらんよね。飽きます。なんというかすぐに効果が欲しいのよ。それなりにみんないいものだとは思うんですけど。いままで買ったCD付きの英語学習系の本のなかで私が「これは本当に役立った」と自信を持ってお伝えできるのは「英会話 なるほどフレーズ100」というやつです。これを何回も聞いてるだけで、本当に口からそのフレーズが出てくるようになりました。そして、これで学んだフレーズのおかげでいろんな状況を乗り切れました。本当に名著だと思います。ただ、これ、アメリカ人の子どもがよく使い回す100のフレーズなんですよね。そして私はおじさんなんですよ。ここに最大の問題が。

 

ポッドキャスト系もかなり試しました。

まずはニュース系。ネットで調べたらいろんなところでおすすめされてますよね。新しい話題が含まれていて、英語の発音がちゃんとしていて、頻繁にアップデートされて、ひとつのコンテンツが長くないもの。それが英語ニュース系。最強ですよ。でもなー、なんでかなー、続かないんですよね。なぜ続かないのか考えてみたんですよ。私は洗濯物たたみながらとか、食器洗いながら聞いて勉強するんですけど、英語が苦手であるがゆえに「ながら作業として英語を聞けない」という問題がありまして。いや、これに耐えて半年くらい続けて聞いていると、ふと気づくと聞き取れるようになってるとかそういうエピソードも知ってますよ?2万回くらいそういうエピソード目にしました。ネットで。でも、わかっててできないんですよ、それが。私は弱い人間です。

 

ながら作業でも聞けるものも探しました。一番ポピュラーなのはやはり「ホニャリンガルニュース」でしょうか。これ、英語と日本語が混ざったやりとりの内容で、全体的にちゃんと内容についていける。いろんな人からお勧めされるのがこれです。私からもお勧めします。私は聴けなくなりましたが。いつの日かまた聞けるようになる日まで封印します。

 

なぜダメなのか。私の心が弱いのか。弱いんでしょうね。コツコツと耐えて続ける、というのが難しいんです。私にとっての英語は「耐え」です。楽しめない。でも楽しみたい。楽しめるはずなんです。

 

もう少し足掻いてみようと思います。いいんです、これで。私があっさり英語話せるようになったらこのコラムはそこで試合終了です。安西先生も泣きます。英語が話せないということは、このコラムが続くということですから、いいことなんです。どう考えても早く話せるようになって早く終わるほうが良い気がしますが、もうしばらくは気づいていないふりをしておきますね。

 

国際度:★☆☆☆☆
鬼武者度:★★★★★
英語モチベ:★☆☆☆☆