(2020年7月31日(金) → 8月10日 締め切り 延長しました)

 近年、視線を計測できる装置の低価格化が進み、視線入力を用いたインタフェースを容易に製作できるようになっています。視線を計測できるヘッドマウントディスプレイが低価格で提供され、VR空間での視線の計測や視線による入力も容易にできるようになってきました。また、ここ数年の間に、複数の巨大IT企業が、視線計測装置を開発するスタートアップ企業を買収しており、近いうちに視線を使ったユーザインタフェースが身近になることが予想されます。
 視線を使うと、ハンズフリーで入力ができます。手がふさがっているときに利用できますし、手が不自由な人が入力する手段としても使えます。一方、視線には人の意図が反映します。視線から人の意図を読み解くことも可能かもしれません。
 本特集号では「視線インタフェース」に関する論文を募集いたします。新たな視線計測手法の開発、視線計測装置の精度の向上、キャリブレーションの簡略化・自動化、Midas touch problem (見たものが片っ端から選択されてしまう問題)の解決法、視線を入力に使った研究、視線から人間の意図や内面状態等を推定する研究、視線から疾病を診断する研究、市販の視線計測装置を使ったアプリケーションの開発、教育・福祉・エンタテインメント・マーケティングへの応用など、視線に関係する基礎技術や応用事例の論文はもちろんのこと、瞳孔、光彩、まぶたの情報を用いた研究など、幅広い視点からの研究成果の投稿をお待ちしております。

論文誌編集委員会

論文投稿締切日

2020年7月31日(金) 8月10日(月) 延長しました

特集号編集委員

 朝尾 隆文(関西大学)
〇大久保 雅史(同志社大学) 
 菅野 裕介(東京大学)
 正田 悠(神戸大学)
 竹村 憲太郎(東海大学)
 中澤 篤志(京都大学)
◎長松 隆(神戸大学)
 中山 実(東京工業大学)
 平山 高嗣(名古屋大学)
 山本 倫也(関西学院大学)
 (50音順 ◎印は編集委員長, 〇印は副編集委員長)