2024年10月31日(木)締め切り

自然言語による情報処理機器との対話は、理想的なユーザインタフェースの一つとして、その実現に向けて長く研究されてきました。非常に挑戦的な課題ではありましたが、近年の深層学習の発展に伴い、音声認識や音声合成技術、機械翻訳や自動要約などの自然言語処理技術は、目覚ましい勢いで進化し、様々な場面で使われるようになってきました。しかし、音声認識や言語理解の課題が完全に解決されたわけではなく、誤認識なども普通に発生します。また、自然言語が有する表現の曖昧さなどから、人間同士のコミュニケーションにおいても誤解が生じることもあり、自然言語対話が人間と情報処理機器とのインタラクションのすべての問題を必ずしも解決するわけではありません。実際に自然言語対話をユーザインタフェースとして活用する場合は、このような特性を考慮しながら、創意工夫を施すことで実用に耐えうるものに仕上げていると考えられます。
 本特集では、「自然言語対話を活用したユーザインタフェースとその応用」に関する論文を募集いたします。自然言語対話をユーザインタフェースに活用する際にどのような工夫を施すことで実用に耐えうる性能に持ち上げたのか、特定の専門分野に応用する際にどのような問題が生じたのか、また、それをどのように解決したのかなど、自然言語対話を用いたユーザインタフェースに関連した問題分析や技術的工夫についての研究成果を特集したいと思います。積極的なご投稿をお願い致します。

論文誌編集委員会

論文投稿締切日

2024年10月31日(木) 必着

特集号編集委員

◎田中 宏季(国際基督教大学)
 藤本 雄一郎(龍谷大学)
 他追加予定
 (50音順 ◎印は編集委員長)