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重要なお知らせ
新型コロナウイルスの影響が予測不可能であることから,第175回ヒューマンインタフェース学会研究会(SIG-CE-21)は,現地での開催は行わず,オンラインで開催することに決定しました.なお,開催日時,申込締切,原稿締切等につきましては変更ありません.オンライン開催については円滑に行えるよう十分に準備をして臨みますが,ご不明・ご不安な点がありましたら,担当委員(岡)までメールでお尋ねください.実施方法の詳細については,追ってご連絡致します.多くのみなさまの申込をお待ちしております.
オンライン開催 電子会議システムを用いて,発表を行うことです.なお,全く無関係の方がアクセスする可能性を排除するため,参加者は事前登録していただきクローズドで行います.
主催 ヒューマンインタフェース学会コミュニケーション支援専門研究委員会
連催 電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)研究会・ヒューマン情報処理(HIP)研究会
開催日 2020年5月14日(木)~15日(金)
会場 オンライン(電子会議システム)
会場

第175回研究会を「コミュニケーション支援および一般」,「ヒューマン情報処理一般」をテーマとして,恒例となった沖縄で開催します.SIGCEは”Communication Enhancement”をテーマに多様なコミュニケーションのデザインと支援を目的としております.人とのつながりを活かし,よりよい世界を実現するために,コミュニケーションの認知的な特性の解明や,コミュニケーションを支援するシステムの開発及び評価,またはその方法論に関する研究などを募集します.
 本研究会は電子情報通信学会ヒューマン情報処理研究会(HIP),ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS)と連催(共催)です.例年多くの方が参加し,研究成果に対して多様なフィードバックが得られる研究会となりますので,是非この機会に発表をご検討ください.

申し込み方法

「講演申込方法のご案内」のページをご参照下さい.受理された講演には申込締切後,1週間程度で原稿作成に関するご連絡をいたします.

原稿のページ数

6ページまで

問い合わせ先 岡 耕平(k-oka[at]ghsj.ac.jp)
参加費
【変更有】

・参加をご希望の方は、参加登録ページから参加登録してください。

・オンラインでの聴講は無料です。ただし、参加登録ページからの登録が必要です。

・研究報告集の年間購読者は、電子閲覧サービス(研究会)へログインいただき、従来通りのオンライン閲覧が可能です。

・第175回研究会の研究報告集(2,000円)は、Peatixで購入可能です。
(注意)
1. ダウンロード方法の通知はSIGCE幹事団から行いますので、できるだけ事前購入をお願いします。
2. 領収書は、Peatixから支払い後に、各自ダウンロードいただけます。
3. 学会印入りの領収書が必要な方については、Peatixフォームで必要事項を記載ください。

申込締切 2020年3月11日
原稿締切 2020年4月9日

プログラム

5月14日(木)

10:20 – 11:00 [ HCS ] =========================

1. 目の表情変化の検出が笑顔の真偽判断に及ぼす影響
○中島璃子(早稲田大), 磯村朋子(RHUL/早稲田大), 石井辰典, 渡邊克巳(早稲田大)

2. ナント型感嘆文 ~ 不変化詞「の」の生起に関する質的・量的検証 ~
〇坂本暁彦(東京電機大), 髙木幸子(常磐大)

11:00 – 11:10 休憩 ( 10分 )

11:10 – 12:10 [ HIP ] =========================

3. ダンスを通した身体表現が心理的側面に及ぼす影響 ~ 自己概念のポジティブな変化 ~
○酒井美鳥, 清河幸子(名古屋大)

【原稿なし】リアルな知識の習得と深化を促す活動をベースにした学びの実践
○高橋麻衣子, 平林ルミ, 福本理恵, 中邑賢龍(東京大)

4. 重度・重複障害児とのコミュニケーション方略はロールプレイ体験によって変容するか ~ 飲み物選好の聞き取り場面の評価による検討 ~
○ 武長龍樹, 赤松裕美, 中邑賢龍(東京大), 巖淵守(早稲田大)

12:10 – 13:30 休憩 ( 80分 )

13:30 – 14:10 [ HI ] =========================

5. 継続的な歩容モニタリングを目指した省電力歩容センサーの検討
○山﨑晃平, 河並崇 (金沢工業大)

6. モデルベースの視線計測装置における瞳孔径の変化を用いたインプリシットなキャリブレーション手法
満永彰吾, ○廣江葵, 陳昌昊, 長松隆(神戸大)

14:10 – 14:20 休憩 ( 10分 )

14:20 – 15:20 [ HCS ] =========================

7. リーマン空間における局所等長写像の新しい推定法
神藤真沙志, ○趙晋輝(中央大)

8.リーマン空間の有効次元の定義と高次元リーマン計量の推定法及び表情空間の次元推定
神藤真沙志, ○趙晋輝(中央大)

9.第二言語会話支援におけるSpeech Speed Awareness Systemが母語話者の発話に及ぼす影響の検討
○佐々木孝輔, 井上智雄(筑波大)

15:20 – 15:30 休憩 ( 10分 )

15:30 – 16:30 [ HIP ] =========================

10. 音楽聴取による悲しみの緩和 ~ 反すう特性と時間経過に着目して ~
○加藤里実・清河幸子(名古屋大)

11. 感情誘導に向けた音楽生成及び脳波からの感情推定の検討
○宮本佳奈, 田中宏季, 中村哲(奈良先端大)

12. 顔表情画像に対する脳波特徴による顔表情印象の推定
早稲田知, ○中山実(東京工業大)

16:30 – 16:40 休憩 ( 10分 )

16:40 – 17:40 [ HI ] =========================

13. グループワーク中の身体動作と学習成果及び主観的な会話評価の関係
○渡邉到, 蓬澤涼, 市川達平, 山本知仁(金沢工業大)

14. 聞き手キャラクタへの語りかけにおける複数非参与者による音量調節可能な喧騒音と環境雑音提示の評価
○森川大輔, 渡辺富夫, 石井裕(岡山県立大)

15. 他者の行動の予測を促進する行動特性の研究-強化学習を用いた行動モデリング-
○大谷佳名, 片平健太郎(名古屋大)

5月15日(金)

10:20 – 11:00 [ HIP ] =========================

16. 書字運動の知覚は文字習得を促進するか ~ キリル文字を用いた検討 ~
○田中大介, 浅田凱斗(鳥取大)

17. 試行履歴の情報源が問題解決に及ぼす影響 ~ 自己と他者の比較から ~
○石原潤, 清河幸子(名古屋大)

11:00 – 11:10 休憩 ( 10分 )

11:10 – 12:10 [ HCS ] =========================

18. 印象形成における中心特性はそれだけなのか? ~ Asch(1946)の「人格の印象形成」追試研究 ~
○中西大輔, 御堂岡春奈(広島修道大)

19. 他者配慮を理解するエージェントにおける表情を用いた振る舞い方法の検討
○矢住和香, 竹内勇剛(静岡大)

20. Instagram における「いいね!」 が気分及び対人認知に及ぼす影響
○井川純一(大分大), 中西大輔(広島修道大)

12:10 – 13:10 休憩 ( 60分 )

13:10 – 14:10 [ HI ] =========================

21. 複数人対話におけるグラフィックレコーディングの実態
○石井陽子, 中谷桃子(NTT)

22. 子育て満足度に影響を与える場のデザインの検討:意識・行動の変容に着目して
○中谷桃子, 中根愛(NTT)

23. 子育て満足度に影響を与える場のデザインの検討:他者・地域との関わりに着目して
中根愛, ○中谷桃子(NTT)

14:10 – 14:20 休憩 ( 10分 )

14:20 – 15:00 [ HCS ] =========================

24. エージェントの行動速度の同調による時間的協応構造の構築
○野村竜暉, 遠山紗矢香, 竹内勇剛(静岡大)

25. 他者観察を通じた創造的問題解決のモデル化
○堀田拓海, 竹内勇剛(静岡大)

15:00 – 15:10 休憩 ( 10分 )

15:10 – 16:10 [ HIP ] =========================

26. 自己呈示の内在化は自己欺瞞と自己呈示効力感の産物か
○上田皐介, 清河幸子(名古屋大)

27. 援助要請者の援助コストの知覚は援助要請行動を抑制する
○古橋健悟, 五十嵐祐, 清河幸子(名古屋大)

28. 制御焦点と注意の向け方が「あがり」に与える影響
○小笠原香苗, 清河幸子(名古屋大)

講演時間  発表 15分、質疑応答 5分

開催報告

 5月14日15日、第175回HI学会研究会(SIG-CE-21)が開催されました。今回は新型コロナウィルス流行のため完全オンライン開催でした。本研究会は例年電子情報通信学会のヒューマンコミュニケーション基礎研究会・ヒューマン情報処理研究会と連催しており、今回は初のオンライン連催でした。
 研究会の瞬間最大参加者数は120名弱で、例年と同程度でした。会の実施に際して、プラットフォームにどのサービスを用いるか(今回はZoomを利用)、各会の申込みや支払い手続きの違いにどう対応するか、事前のアナウンス、発表者への連絡、当日の運用ルール、などが課題となりました。それらを事前に検討したことがトラブルなく会を終えられた要因だと思います。もちろん、担当の方の尽力と、参加者の皆さんのご協力あってのことです。
 例年2部屋同時進行の本研究会を1チャンネルで実施したことにより、結果的に参加者がそれぞれの研究会の発表を聞けたというメリットもありました。でも来年はこれまで通り沖縄で開催できたらいいな…。

滋慶医療科学大学院大学
岡 耕平