(2022年10月31日(月))→11月8日(火)必着(延長しました)

近年、Society 5.0やSmart Cityなどのような、先端的なデジタルテクノロジーとヒト・都市・社会の関係性や境界を扱う取り組みが、注目を集めています。このような文脈においては、テクノロジーをそれ単体で考えるのではなく、生活者や社会に価値を届ける「サービス」の構成要素として捉えることが重要になります。そのため、技術者や技術系の研究者にとっても、社会・技術的なシステムとしてのサービスを「デザイン」することが、これまで以上に重要になってきています。
 「サービスデザイン」という概念は、もはや新しいものではなく、今や、学術界や産業界で広く使われています。また近年では、AIやIoTを用いたデータ駆動型のサービスや、地域・コミュニティ活性化のためのサービスなど、様々な文脈で、サービスデザインのアプローチが活用され始めており、社会におけるサービスデザインの重要性や必要性は着実に高まってきています。こういった動きに呼応するためにも、学術界として、サービスデザインに関する理論や知識を積み上げていく取り組みを加速していくことが重要です。
 そこで、本特集号(サービスデザイン特集号)では、サービスデザインに関する研究成果を幅広く受け付けたいと思います。サービスデザインに関する理論や方法論、手法に関する研究はもちろんのこと、サービスデザインの実践や実務から得られた知識・知見を記述するような実践研究も歓迎します。また、Society 5.0やSmart Cityにおけるデザインや、デジタルトランスフォーメーション(DX)のためのデザイン、社会変革のためのデザイン、ウェルビーイング向上に資するデザインなど、従来のサービスデザインの枠組みを拡張するようなテーマも、柔軟に受け付けたいと思います。
 サービスデザインは、情報科学、デザイン学、サービス学、設計工学、認知科学、社会学など、様々な分野が関係する学際領域です。そのため、文理を問わず、様々なアプローチの研究が本特集号の対象になります。皆様の積極的なご投稿をお待ちしております。

論文誌編集委員会

論文投稿締切日

2022年10月31日(月)11月8日(火)必着(延長しました)

特集号編集委員

◎赤坂 文弥(産業技術総合研究所)
 鵜飼 孝典(富士通研究所)
 大野 健彦(NTTテクノクロス)
 坂口 和敏(山口大学)
 田岡 祐樹(東京工業大学)
 谷川 由紀子(NEC)
 東條 直也(KDDI総合研究所)
 中谷 桃子(東京工業大学)
 新井田 統(KDDI総合研究所)
 福住 伸一(理化学研究所)
 丸谷 真美(東芝)
(50音順 ◎印は編集委員長)