2024年1月31日(水)2月9日(金)必着(延長しました)

 近年、視線のみで操作できるXRヘッドマウントディスプレイが注目を集め、次世代の非接触入力インタフェースとして期待されています。また、機械学習による視線方向推定技術や、アイコンタクトによる脳活動の関係性解析、クラウドファンディングを活用した瞬き計測によるストレスチェック等、入力インタフェースに留まらず、視線を媒介した新たなサービスやインタラクションが身近になると予想されます。
 視線は「見る/見られる」というソーシャル・シグナルを介した個体間の関係性として捉えることができ、インタフェースの設計側者と利用者側の両視点が不可欠であることや、福祉領域における個別ニーズへの改変、集団コミュニケーションの同調ダイナミクスといったマルチスケールによる多様なインタラクションが含まれます。
 本特集号では「視線インタラクション」に関する論文を募集いたします。新たな視線計測手法の開発や推定精度の向上に加え、市販の視線計測装置を使ったVRコンテンツやアプリケーションの開発、視線から人間の意図や内面状態等を推定する研究、視線や瞬きによるストレス状態やメンタルを評価する研究、視線によるヒューマン・ロボット・インタラクション研究やエージェント設計、教育・介護福祉・エンタテインメント・マーケティングへの応用など、視線インタラクションに関する基礎技術や萌芽的な応用事例の論文はもちろんのこと、瞳孔、光彩、まぶたの情報を用いた研究など、幅広い視点からの研究成果の投稿をお待ちしております。

論文誌編集委員会

論文投稿締切日

2024年1月31日(水)2月9日(金)必着(延長しました)

特集号編集委員

  石井 亮(NTT)
 江頭 優佳(国立精神・神経医療研究センター)
 黒田 嘉宏(筑波大学)
 小谷 賢太郎(関西大学)
◎瀬島 吉裕(関西大学)
 中山 実(東京工業大学)
○長松 隆(神戸大学)
 山本 雅也(中部大学)
 山本 倫也(関西学院大学)
 (50音順 ◎印は編集委員長、○は副委員長)