第191回研究会は「社会のデザイン・市民のデザイン」をテーマとして、6月23日に開催されました。東京工業大学博物館・百年記念館4階の会場とZoomによるハイブリッドでの開催となりました。SIG-UXSD主催としては2019年以来、約3年ぶりにオフラインの会場も設けました。(オフライン会場から参加したのは、発表者と運営委員の希望者のみとしました。)参加登録者数は100名で、当日は時間帯や発表によって視聴者の出入りもありつつ、常時約60名にご参加いただきました。
招待講演は、デジタル庁の大橋正司氏からデジタル庁におけるデザインの役割と活動に関する話題提供をいただきました。デザインガイドライン整備の取り組みに関して等、参加者からさまざまなコメントが寄せられ、利用者視点による行政サービスが今後どのように推進されていくか、デジタル庁のサービスデザインの活動に対する期待が高まる議論がされました。
研究会全体として、デザインに市民が関わる実践と研究に関わる発表が多くあり、デザイン活動に関わるステークホルダーが企業だけでなく行政、デザイナーだけでなく市民にまで開かれたデザイン実践が増えている等、時代に伴うデザインの実践、研究に対する変化に関する多くの示唆が得られました。
※ 写真掲載については、すべて参加者の許可を得ました。