MENU

シンポジウム概要

2026年 9月16日(水)-18日(金)

岡山大学 津島キャンパス







大会長挨拶

HI2025大会長 山本知仁先生の顔写真

AI から優しさへ

 AI の波が押し寄せる昨今、インタフェース研究は大きな転換点に立たされています。計算能力の向上やアルゴリズムの発展により、これまで私たちが追い求めてきた多くのコンピューテーショナルな課題は、すでに一定の解決を見ています。デバイスの設計やソフトウェアの生成についても、大規模言語モデル(LLM)の登場によって、高度かつ迅速に実現できるようになりました。「何ができるか」という問いに対して、技術は十分すぎるほどの答えを示していると言えるでしょう。ここで我々が次に問うべきは別の問いではないでしょうか。それは、AI は人に「優しさ」を提供できるのか、という問いです。そもそも優しさとは何でしょうか。丁寧な言葉遣いや正確な応答だけで、人は優しさを感じるのでしょうか?
 これを考える上の一つのヒントとして、「優しい」認知症コミュニケーション技術「ユマニチュード」の創始者であるイブ・ジネスト氏と、日本での普及を牽引してきた本田美和子氏に特別講演をいただきます。ここでは、他者とのより良い関係性を築くためのコミュニケーション技術が、ケアの質を根底から支えていることが示されています。インタフェース研究者として、今一度立ち止まって考える必要があります。人にとっての優しさとは何か、AI を介して人と向き合うとはどういうことなのかを問い直すことが重要です。技術の先にある人の尊厳やつながりに目を向けることこそが、これからのインタフェース研究に求められている姿勢であると考えています。

        HI2026大会長 中澤 篤志(岡山大学)

PAGETOP
Copyright © ヒューマンインタフェース学会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.