- (2020年4月30日(木)締め切り)2020年5月7日まで延長されました。
一般に「組織」というと企業を思い浮かべる方が多いと思いますが,ここでは組織を,1)組織としての目標があること,2)その目標の達成に向けた活動の中で,所属しているメンバ同士で何らかのインタラクションがあること,3)所属しているメンバがその組織の存在を認識し,自身の所属を自覚していること,という3つの条件が満たされていることとします.このように組織を定義すると,企業はもちろんですが,学校内のクラスや班,あるいはちょっとしたワークショップでグループワークをしているグループも「組織」と見ることができます.
また「支援」についても,様々なアプローチポイントがあります.単純に,各メンバに与えられているタスク遂行の支援はもちろん,互いの意思疎通の支援や,目標共有,帰属意識の醸成の支援もアプローチポイントとなります.さらには,経営戦略を練ったり,組織の現状をモニタリングしたりするといった経営者・管理者の活動を支援するといったポイントもあるでしょう.このように「人の集まりを組織としていく」「組織として活動していく」「組織の活動をマネジメントしていく」という組織に関わる人の活動を広く「支援」の対象とします.
さらには,インタフェースというものについても,いわゆる情報通信技術を活用したものだけでなく,例えば,掲示板やホワイトボードといったアナログなものも人と情報を結び付けるインタフェースといえますし,さらには,組織の中でのルールや仕組みも,それによって人と人や人と情報,人と組織が結びついているのであればインタフェースといえるでしょう.すなわち,組織に存在しているあらゆるモノが,それが人と何かを結び付けているのであれば,インタフェースと見ることができます.
このように,本特集号では,組織・支援・インタフェースのそれぞれを幅広くとらえ,それらに関して,情報通信技術を用いた手法開発の研究はもちろん,心理学に基づいた実験やサーベイ調査に基づく理論研究,あるいは経営学的な事例分析に基づく研究など,「組織」を「支援」する「インタフェース」に関する論文を幅広く募集いたします.
皆様の奮ってのご応募をお待ちしております.
論文誌編集委員会
論文投稿締切日
2020年4月30日(木) 2020年5月7日まで延長されました。
特集号編集委員
北村 尊義(立命館大学)
塩瀬 隆之(京都大学)
中谷 桃子(NTT)
藤田 欣也(東京農工大学)
◎藤野 秀則(福井県立大学)
吉田 悠(KDDI総合研究所)
常盤拓司(慶応義塾大学)
狩川大輔(東北大学)
岡田美智男(豊橋技術科学大学)
黒田嘉宏(筑波大学)
他追加予定
(50音順 ◎印は編集委員長)