プログラム  電子閲覧サービス

主催ヒューマンインタフェース学会 デバイスメディア指向ユーザインタフェース研究会 SIG-DeMO研究会
共催サイバースペースと仮想都市研究会(SIG-CS), 情報処理学会エンターテイメントコンピューティング研究会(IPSJ-EC), ヒューマンインタフェース学会デバイスメディア指向ユーザインタフェース研究会(SIG-DeMO)、日本バーチャルリアリティ学会 複合現実感研究委員会
開催日2021年10月28日(木)~29日(金)
会場会場: 釧路市交流プラザさいわい (仮)  [地図]
会場(変更になりました): 釧路市生涯学習センターまなぼっと会議室801号室(http://www.kushiro-bunka.or.jp/manabo/
参加
登録
研究会への参加者は、10月22日(金)までにこちらから参加登録をお願いします。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeUjhBqNZsD0e6Kjrx7La8_ayajZIGgDqSSDFmSXbOgIt7aNg/viewform
内容 北海道での共催研究会は、函館、札幌、旭川、釧路、網走、帯広、稚内、根室、利尻島、洞爺湖、小樽、支笏湖、北見、札幌、知床、函館と回を重ねてきました。17回目となる今回は、釧路で開催いたします。本合同研究会は、AR/MR技術、ヒューマンインタフェース技術、メディア情報処理技術に関する基礎/応用研究発表を幅広く募集いたします。質の高い完成された研究発表だけでなく、萌芽的な研究テーマや、この社会状況の中での新しい生活様式の提案や人生設計の再構築のトピックスなど、多くの皆様に御発表いただき、これまでにも増して活発な議論を行いたいと思います。実験が実施できていない研究につきましても、議論の場として本研究会を積極的にご活用ください。多数の皆様の発表申込みをお待ちしております。
申し込み方法受理された講演には申込締切後、1週間程度で原稿作成に関する連絡をさせていただきます。下記のヒューマンインタフェース学会の「講演申込方法のご案内」のページをご参照下さい。
https://jp.his.gr.jp/research-meetings/meeting-application/
受理された講演には申込締切後、1週間程度で原稿作成に関する連絡をさせていただきます。

また今回の研究会は合同での開催ということもあり、こちらからも発表申込をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfGRNHVC3KBP9im8WhvubgGSP1WZSH1DReDEMM8eTM5Fjhq_Q/viewform
オンライン開催 / 併催 現地とオンラインの併催を予定していますが、現地開催が難しいと
判断された場合は、9月24日を目途に完全なオンラインでの実施
となるかどうかの判断をする予定です。その状況は、各研究会のペ
ージをご確認いただくと同時に以下のページからもご確認いただけ
ます。

2021年合同研究会対外向け情報共有ページ:
https://docs.google.com/docume
nt/d/1-tP3dJbGrlWplNTc9pX7N1hV
cc5YZCEYgi4UAdf0-hE/edit#heading=h.d46hcnb3fxu1

(随時更新)
原稿のページ数2, 4, または6ページ
問い合わせ先学会事務局 研究会担当(his-meeting【at】his.gr.jp)もしくは
SIG-DeMO幹事(sig-demo 【at】 grp.tohoku.ac.jp)まで
参加費研究報告集年間購読登録者は無料。
年間購読非登録の場合、一般 1000円、学生 500円。
(※参加費は1日単位となります)
申込締切2021年8月20日(金)
2021年8月27日(金)
原稿締切2021年9月16日(木)
2021年9月21日(火)

プログラム

1日目:10月28日(木)
■14:00-15:15 セッション1:UI/UX
1.[IPSJ-EC]オンラインツアーシステムの構築に向けて人間関係性を考慮したユーザインタフェースの提案
  ○豊田 翔護(公立はこだて未来大学)、西村 南海(公立はこだて未来大学)、竹川 佳成(公立はこだて未来大学)、松村
耕平(立命館大学)、平田 圭二(公立はこだて未来大学)
2.[SIG-CS]電気味覚による炭酸水に含まれる炭酸の変化
  ○野村伊吹(法政大学)、石岡光(法政大学)、四宮剛太(法政大学)、望月典樹(法政大学)、中村壮亮(法政大学)、小池崇文(法政大学)
3.[MVE]エッジデバイスを用いたリアルタイムな安全経路探索と可視化の検討
  ○原 豪紀、斎藤英雄(慶應義塾大学)
<30分休憩&ディスカッション>
■15:45-17:00 セッション2:計測・認証
4.[SIG-DEMO]画像解析による頚椎可動域角度計測補助システム
  ○松尾佳奈(慶應義塾大学),藤田浩二,森下真伍,小山恭史(東京医科歯科大学),杉浦裕太(慶應義塾大学)
5.[SIG-DEMO]ToF測距センサを使った低次元データによる非装着型の歩容認証
  ○宗形篤恭,杉浦裕太 (慶應義塾大学)
6.[SIG-DEMO]RGBカメラを用いた頚髄症スクリーニング手法の提案
  ○松井良太(慶應義塾大学),小山恭史,藤田浩二(東京医科歯科大学),斎藤英雄,杉浦裕太(慶應義塾大学)
■17:10-18:00 現地特別セッション予定:コロナ禍後の研究会のあり方に際して(仮題)
2日目:10月29日(金)
■10:00-11:15 セッション3:人間拡張
7.[MVE]バトミントン映像処理におけるフットワーク移動軌跡を用いたショット検出手法
  ○田中直樹,宍戸英彦,吹田真士,亀田能成,北原 格(筑波大学)
8.[SIG-DEMO]バドミントンシャトルの羽の開閉による競技の拡張
  ○馬場亮平,杉浦裕太(慶應義塾大学)
9.[MVE]光学透過型ヘッドマウントディスプレイにおけるテキストの提示距離が歩行中の可読性および頭の鉛直方向の揺れに与える影響
  ○山内孔貴・福嶋政期・ハウタサーリ アリ・苗村 健(東大)
■11:15-12:00<各研究会授賞式>
  <昼休み>
■14:00-15:40 セッション4:VR/AR
10.[SIG-MR]視線情報に基づくVR空間でのマンガ教材読書時の主観的難易度推定
  ○坂本賢哉(大阪大学),白井詩沙香(大阪大学), 武村紀子(大阪大学), Jason Orlosky(Augusta
University), 長瀧寛之(大阪電気通信大学),上田真由美(流通科学大学), 浦西友樹(大阪大学), 竹村治雄(大阪大学)
11.[SIG-MR]組み立て・メンテナンス作業を支援する汎用型ARシステムのコンテンツ記述フォーマット
  ○上田俊太郎(奈良先端大)、藤本雄一郎(奈良先端大)、澤邊太志(奈良先端大)、神原誠之(奈良先端大)、加藤博一(奈良先端大)
12.[MVE]英単語学習時の実演効果を誘発するVRアプリケーションのデザイン ~ 背景描画の効果 ~
  ○宮澤要二・福嶋政期・ハウタサーリ アリ・苗村 健(東京大学)
13.[SIG-MR]投影型ARと3Dフォトグラメトリの統合による文化財保護のための撮影地点指示
  ○夏 雪, 宍戸 英彦、 松井 敏也、 北原 格 (筑波大学)

参加報告

第185回ヒューマンインタフェース学会研究会が,2021年10月28日から29日にかけて開催された.今回は釧路市生涯学習センターにおけるオンサイトとZoomによるオンラインのハイブリッドでの開催であり,プレゼンはzoomの画面共有機能を通じて行われた.なお,現地ではオンライン参加者の音声がスピーカーで聞くことができるような体制が整えられた.各プレゼンに対する質問やコメントは現地オンラインに限らずSlackに投稿されて代表して議長が読み上げるというような形をとった.本研究会はSIG-DEMOが主催しており「人工現実感,エンタテインメント,メディアエクスペリエンスおよび一般」というテーマで開催された.加えて今回はサイバースペースと仮想都市研究会(SIG-CS), 情報処理学会エンターテイメントコンピューティング研究会(IPSJ-EC),日本バーチャルリアリティ学会複合現実感研究委員会との共催であった.28日にはUI/UX,計測・認証をテーマとして6件,29日には人間拡張,VR/ARをテーマとして7件の発表が行われた.
馬場は「バドミントンシャトルの羽の開閉による競技の拡張」と題して発表を行った.サーボモータの回転を利用した羽の開閉する機構によってシャトルの羽の開き具合を調整可能なシャトルを開発し,羽の開閉の度合いを変えることによって飛距離を変えることができるかについて評価を行った.この発表に対してシャトルではなくラケットに細工を加える,羽の細工を変えるなどの提案をいただいて大いに刺激を受けた.
本研究会では総じてどの発表に対しても活発な質問,コメントが寄せられておりとても有意義な議論ができていたなと感じた.

慶應義塾大学理工学部情報工学科 馬場 亮平