プログラム  電子閲覧サービス

主催ユーザエクスペリエンス及びサービスデザイン専門研究委員会(SIG-UXSD)およびコミュニケーション支援専門研究委員会(SIG-CE)
開催日時2021年11月11日(木) 9:30~18:00
会場オンライン開催:Zoom(Web会議サービス)
※本研究会は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を考慮し,現地開催はせず,Zoomによるオンライン開催とします.
内容HI学会は第186回研究会を「「働く,学ぶ,生きる」の変化を支えるコミュニケーションデザイン」と題して開催します.本研究会は、ユーザエクスペリエンス及びサービスデザイン専門研究委員会(SIG-UXSD)とコミュニケーション支援専門研究委員会(SIG-CE)による共催です.

コロナによって働き方や学び方など生活が大きくどんどん変わっていくのに対して、これまで研究されてきたサービスやそのデザインを十分活かす間もなく、ユーザが変化に適応せざるをえない状況であったと考えます。そこで今回の研究会では、改めて、コロナで変わった生活を踏まえた、それを支えるサービス、そのサービスのデザインに関する発表を募集します。

なお、テーマに直結する発表はもとより,両専門研究委員会において従来から議論されてきたユーザ体験(UX)の向上に向けた社会学的・心理学的アプローチやUXをもとにしたサービスデザインの実践,コミュニケーションの認知的な特性の解明・コミュニケーションを支援するシステムの開発・評価またはその方法論などに関する最新の成果や取り組みも互いに紹介し合い,参加者間の議論を通じて、コロナによって変化した生活にその研究成果をどのように活かしていくか議論を行いたいと考えています。

皆様のご参加をお待ちしています.
ゲストスピーカー松下慶太先生(関西大学 教授)
発表申込方法「講演申込方法のご案内」のページをご参照下さい.受理された講演には申込締切後,1週間程度で原稿作成に関するご連絡をいたします.
原稿のページ数8ページ以下
(実践報告等もあるかと思いますので,書式が合っていれば最低2ページのabstract的な内容でも構いません.著作権は学会に帰属しますが,著作者本人が使用することは妨げません.学会の著作権規定についてはこちらを参照ください.)
問い合わせ先SIG-CE:青山学院大学 村田和義(mail
SIG-UXSD:富士通 鵜飼孝典(mail
参加費・研究報告集年間購読登録者の皆様:無料
・研究報告集年間購読登録をしていない一般の方:一律1,000円 (課税対象外)(予稿集付き)
・研究報告集年間購読登録をしていない学生の方: 聴講のみの場合は無料、発表者または予稿集付きご希望の方は1,000円 (課税対象外) ,

こちら(Peatix)からお申込みください.
予稿集につきましては 以下の通りです。
・ 研究報告集年間購読登録者の皆様 :研究会報告集電子閲覧サービスにログインして閲覧できます.
・予稿集を購入いただいたその他の皆様:お申込み後に研究会幹事団から予稿集のダウンロード方法 を連絡いたします.可能な限り事前のご購入をお願い致します.
申込締切発表申込締切:2021年9月12日(日)
聴講申込締切:2021年11月8日(月)
原稿締切2021年10月11日(月)

プログラム

1111()9:30~17:30

9:30-9:40 [オープニング]
開会挨拶
UXSD研究会委員長 谷川由紀子(NEC)
CE研究会委員長 中谷桃子 (東京工業大学)

9:40-10:55 [Session1:さまざまなデータの活用]

1. 人型3Dモデルの多様なうなずき動作に対する印象評価
北村 美和子, ○黒川 智司, 石井 裕, 渡辺 富夫 (岡山県立大学)

2. グループ学習における言語情報と非言語情報の解析
○杉本 貴哉, 山本 知仁 (金沢工業大学)

3. データドリブンで会議を促進させるミーティングテクノロジーの研究開発
○岩木 穣, 大堀 文, 大石 諸兄, 徳永 竜也, 甲斐 賢, 金丸 隆 (日立製作所), 小川
哲也 (日立ドキュメントソリューションズ)

11:05-11:55 [Session2:システム開発]

4. オンラインワークショップにおける振り返りのための可視化ツールの提案
○吉田 葵, 村田 和義 (青山学院大学), 青柳 龍也 (津田塾大学)

5. 拡張現実を用いたリモートワーカーとオフィス在席者との
  コミュニケーション支援
システムの開発
○酒井 航太, 吉野 孝, 呉 海元 (和歌山大学)

11:55-13:10  休憩

13:10-14:10 [招待講演]

関西大学社会学部
松下慶太教授

14:10-14:25 [休憩]

14:25-15:40 [Session3:デザインの社会実装]

6. アートプロジェクトを企画・運営する実践的方法論
   -ART for Wellbeing,ART for Creativity,ART for Marketing-
○西村 歩 (慶應義塾大学), 吉田 勇也 (HARTi)

7. 新たなアーキテクチャを見出す地域共創プラットフォーム~リビングラボが産業イノベーションを起こす可能性~
○木村 篤信 (地域創生Coデザイン研究所), 原口 悠, 山内 泰 (大牟田未来共創センター), 松浦 克太 (地域創生Coデザイン研究所), 原口 尚子 (九州経済調査協会)
※タイトル変更、著者変更

8. デザインの実践知を社会で共有するためのソシオテクニカルな
   仕組みの構築に向けて
○赤坂 文弥 (産業技術総合研究所), 新井田 統 (KDDI総合研究所)

15:40-16:00 [休憩]


16:00-17:25 [ショーケース&総合討論]

テーマ: 「働く,学ぶ,生きる」の変化を支えるコミュニケーションデザイン
ショーケース発表:  上記テーマに対するポジショントーク (8分発表+7分質疑)
                           (それぞれのお立場での研究, 事例紹介)
   講演者(講演順)
     1. 青山学院大学) 村田 和義氏
     2. トリニティ社) 山口 崇氏
          「デザインコンサル企業における、オンライン化での〇と×」
     3. コクヨ) 山下 正太郎氏

   総合討論
     司会: NEC)  谷川 由紀子氏(UXSD委員長)
     登壇者:  ショーケース発表者3名+HI学会専門研究委員2名
   青山学院大学) 村田 和義氏
   トリニティ社) 山口 崇氏
   コクヨ) 山下 正太郎氏
   NTTテクノクロス) 大野 健彦氏 (UXSD委員)
   岡山県立大学) 石井 裕氏(CE委員)
 
   予定している議題(話題)
     ・実社会で役立つコミュニケーションデザインにはどのような研究が必要か
     ・今何とかやっている状況であることを踏まえて,
                       これまで積み上げてきたものが現状にどう役立ったのか


17:25-17:30 [クロージング]

開催報告

第186 回研究会は、「「働く,学ぶ,生きる」の変化を支えるコミュニケーションデザイン」をテーマとして、SIG-UXSDとSIG-CEとの共催により11月11日に開催されました。今回はzoomオンラインでの開催にて、常時約40名に参加いただきました。「さまざまなデータ活用」、「システム開発」、「デザインの社会実装」の3つのセッションで合計8件の提案や研究発表がありました。これらに加えて特別招待講演として、関西大学社会学部の松岡慶太教授をお招きして「アフターコロナのワークスタイルにおけるコミュニケーションデザインへの視座」についてご講演いただきました。ここでは、WFX(Work from X)やワーケーションなど、これからのハイブリッド・ワークスタイリングの展望について、ご講演いただきました。「ショーケース&総合討論」では、今回、発表者3名に「働く,学ぶ,生きる」テーマに発表をお願いし、5名の登壇者にて、オンラインとオフラインの世代間の捉え方や信頼などについて、活発に討論されました。質疑応答についてはZoomのチャット機能とGoogleドキュメントを併用して発表時間終了後においても議論を継続・共有できる形式で実施し、活発な議論が行われました。