2025年1月31日(金)締め切り

 我々の誰もが人工物や社会システムの利用,コミュニケーションに対する不安や不便さを抱えることがあります.仕組みのよくわからないシステムと対峙する,慣れない土地において交通機関での移動を検討する,などさまざまな状況が想定できます.Assistive social interfaceは,高齢者や障がい者が抱える問題に対して設計されたものが注目される傾向にありますが,本来,先に述べたような様々な不安や不便さを解消したり,ユーザの自立的な利用や参加を促す,あるいはステークホルダを含めたその周辺の行動変容を伴うことがその設計の先に目指すところではないでしょうか.しかしながら,その目指すところに至るには長い道のりが待ち受けており,総合的な評価,またはそれが可能なステージに達するまでに容易ではありません.ただし,その途上においてアイデアを出し合い試行錯誤を繰り返して考案したその評価方法や観察手法の一端は,いわゆるデータサイエンスの分野において非常に有用な知見が含まれていると考えられます.
 Assistive social interfaceに関わりながら,その目指すべきところの有用性,有効性を示すための様々な指標やその組み合わせ方,また評価における工夫やその先に生じた問題点などを共有し議論するために本特集を企画いたしました.先のプロセスに研究を発展させるべく,福祉,交通,教育に限らず幅広い分野からの積極的な投稿をお待ちしております.

論文誌編集委員会

論文投稿締切日

2025年1月31日(金)必着

特集号編集委員

 泉 朋子(立命館大学)
○藤野 秀則(福井県立大学)
◎本吉 達郎(富山県立大学)
※他追加予定
 (50音順 ◎印は編集委員長、○は副委員長)