第194回ヒューマンインタフェース学会研究会は「サービスデザインの理論と実践」をテーマとして、2022年11月17日にオンライン開催されました(研究会運営委員+現地参加希望の発表者のみオフライン集合)。これまでもSIG-UXSDにより本テーマの研究会が三度開催されており、大変盛況であったため、今回も本テーマを取り上げました。
招待講演ではACTANT 南部隆一氏から「サステナブルなサービスを構想するデザイン実践」について最新の取組みと成果を交えて講演をいただきました。人間とは何かという考察を出発点とした斬新なプロジェクトの内容に、参加者から多様なコメントが寄せられ、今後のサービスデザイン活動に対する期待が高まる議論が展開されました。
また一般講演ではサービスデザインに関する実践事例や方法論の体系化について6件の発表がありました。社会実装例や、サイバーフィジカルな研究もあり、他にはないコミュニティの強みが出ていました。
参加者は産学の様々な領域からの約40名であり、理論と実践の接合が深まった実りのある研究会でした。次回の研究会は6月に都内で開催される予定です。
※写真掲載については、すべての参加者の許可を得ました。
山家 優理子(リコー)