第201回ヒューマンインタフェース学会研究会は「未来のデザイン:新しいテクノロジーが人/社会の体験をどのように変えるか」をテーマとして、2023年6月20日にオフライン/オンラインハイブリッド開催されました。(オフライン会場: 東京工業大学デザイン工房 大岡山キャンパス石川台5号館3階、オンライン会場:Zoom Web会議サービス)。

近年のテクノロジーの進化により、人が体験する空間は現実世界にとどまらず、メタバースやVRなどの新しい空間、現実を拡張したARやMRなどの現実と融合された空間にも範囲を広げています。それらの新しい空間におけるユーザエクスペリエンスやサービスデザインがどのようなものであるべきかを考えるために、本テーマを設定しました。
招待講演では株式会社MESON 小林 佑樹氏から「XR(クロスリアリティ)におけるデザイン」について最新の取組みと成果を交えて講演をいただきました。XR領域を中心としつつ、実業界における最新の知見や展望を語っていただき、参加者から多様なコメントが寄せられました。

また一般講演ではスマートシティやデジタルツイン空間、Sci-Fiプロトタイピングなど最新のテクノロジーを活用した実践事例や方法論の体系化について8件の発表がありました。
参加者は産学の様々な領域からの約69名であり、理論と実践の接合が深まった実りのある研究会でした。次回の研究会は11月に都内とオンラインのハイブリッドで開催される予定です。
研究会写真

 

※写真掲載については、すべての参加者の許可を得ました。
三冨 敬太 (S&D Prototyping)