渋谷 雄(京都工芸繊維大学)

 

仲間を作りましょう.そして,仲間との繋がり大切にしましょう.ここで,仲間というのは,友達,知り合い,あるいは同僚など,広い意味にとらえてください.

 

ずいぶんと昔になりますが,私は下手ながらもサッカーを長くやっていました.特に,高校,大学では泊まり込みの合宿があり,いわゆる同じ釜の飯を食った仲間がいます.このときの仲間,特に同期の仲間は,進む分野こそ違え,今でも繋がりを持っています.

 

ところで,私が大学院生だった頃は,インターネットが一部の大学に導入され始めた頃です.一般には携帯電話などなく,SNSもありません.人と人との関係づくりは,対面あるいは電話のみでした.会う約束は事前にしたり,電話で連絡をもらうときは,下宿の管理人さん経由になったりしていました.今から思えばなんとも不便でしたが,仲間との繋がりは密なものだったと思います.

 

なお,オンラインよりも対面が優れているとか,仮想空間よりも現実空間の方が良いとか,そんなことを主張するつもりはありません.適材適所,それぞれをうまく活用すれば良いでしょう.媒介するものはなんであれ,大事なのは人と人との関係性だと私は思っています.良い関係性を築き維持すること,つまり良い仲間を作って繋がりを維持することが大切です.

 

仲間を作るためには,とにかくいろいろなイベントに参加して,興味を抱いた発表などがあれば,積極的に発表者に話しかけるのが良いでしょう.イベント後の懇親会なども,仲間を見つけるのに良い機会でしょう.もちろん,対面かオンラインかにこだわる必要はありません.

 

私の場合は,現在の職場に来た際の上司が多様な人たちと積極的に交流する人だったので,私はその上司と一緒にいるだけで,いろいろな人々と知り合いになることができました.そして,特に同世代の方々とは,今でも仲間として繋がっています.

 

なお,仲間との繋がりにおいて,対話等のやりとりは欠かせないです.ただ,このやりとりの頻度は多様です.SNS系で繋がっている仲間とはほぼ毎日のようにやりとりする場合もあるし,何かイベントがあったときだけにやりとりする場合もあります.もっとやりとりの間隔が長い例としては,年賀状のやりとりがあるでしょうか.これは,年に1回,近況を伝え合うだけですが,私は仲間との繋がりを感じています.

 

以上,まとまりのない内容になりましたが,ご容赦ください.

 

大学時代のサッカー部同期達

大学時代のサッカー部同期達