プログラム  電子閲覧サービス

主催ヒューマンインタフェース学会 デバイスメディア指向ユーザインタフェース 研究会 SIG-DeMO
共催電子情報通信学会 メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会(MVE),
情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会(IPSJ-HCI),
情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会(IPSJ-EC),
日本バーチャルリアリティ学会,
映像情報メディア学会 ヒューマンインフォメーション 研究会 (HI)
開催日2021年6月1日(火)~2日(水)
会場

参加方法
オンライン開催.ZOOMを用います.


参加申し込みはこちらから.担当者から情報が連絡されます.

参加費(5月24日に更新しました)
研究報告集年間購読登録者は無料。
年間購読非登録の場合、一般 1000円、学生 500円。
(※参加費は1日単位となります)

内容
本研究会は、6月1日と1日に、東京大学にて開催いたします。本年もこれまで通り,日本バーチャルリアリティ学会、電子情報通信学メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会、 映像情報メディア学会 ヒューマンインフォメーション 研究会 (HI) ,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクションとエンタテインメントコンピューティング研究会との共催になります.テーマは,人工現実感,エンタテインメント,メディアエクスペリエンスで,仮想環境の基礎的な内容からユーザインタフェース,ユーザエクスペリエンス,エンタテインメントまで様々な研究分野をカバーする学際的な内容を対象とします.関連する分野の多くの研究者が集まる場となり,幅広く活発な議論が交わされるものと期待されます。各分野でご活躍中の皆様の、多数のご応募をお待ちしております。
申し込み方法

受理された講演には申込締切後、1週間程度で原稿作成に関する連絡をさせていただきます。ヒューマンインタフェース学会の「研究会 講演申し込み」のページをご参照下さい。
受理された講演には申込締切後、1週間程度で原稿作成に関する連絡をさせていただきます。

原稿のページ数2, 4, または6ページ
問い合わせ先sig-demo@grp.tohoku.ac.jp 高嶋まで
参加費研究報告集年間購読登録者は無料。

年間購読非登録の場合、オンライン開催のための対応として,参加費は無料で,資料をご要望の方は2000円頂戴いたします.資料(振替発表の原稿は含まれません)をご要望の方は問い合わせ先(sig-demo@grp.tohoku.ac.jp 高嶋)まで連絡ください.
申込締切2021年4月9日
原稿締切2021年4月22日

研究会は大盛況のうちに終了しました.Slackを用いた議論を促進するために,最も議論が白熱した発表をした発表者 Most Discussed Presentation Award と最もSlackでのリアクションを受けスレッドを盛り上げた方 Best Moriagest Awardの2つの賞を設けました.当日の集計と審査の結果,以下の方々を表彰いたしました.おめでとうございます.

 

Most Discussed Presentation

1位 元川 錦 さん(青山学院大学),
  HydReminder:ホルダー駆動型水分補給促進システム

2位 石井 優里 さん(九州大学)
  演劇空間としての『あつまれ どうぶつの森』の可能性

2位 三神 尭之 さん(山梨大学)
  授業動画視聴中のオフタスク抑制のためのスマートフォンによるうなずき操作

 

Best Moriagest (以下の氏名はSlackでの表示名で敬称略)

  • 高倉礼(筑波大学)
  • 大西悠貴(東北大学)

    Honorable Mention
    • 清川清(NAIST)
    • Mitsunori Matsushita
    • 志筑(筑波大)
    • 亀田能成(筑波大)
    • 井原雅行(理化学研究所)

プログラム

1日目:6月1日(火)
■9:45-10:00 挨拶、事前説明

■10:00-11:40 セッション1:ツール (座長:)
1. 木製家具製造業における棚卸の効率化の基礎検討と棚卸支援Webアプリケーションの開発
 森茂 智彦, 山口 穂高, 藤巻 吾朗(岐阜県生活技術研究所)
2. AroNap:仮眠における香り提示を用いた入眠・起床促進システム
 飯塚 万葉, ロペズ ギヨーム, 横窪 安奈(青山学院大学)
3. プログラム理解を支援するための可視化手法の自動選択
 伊藤 誓, 福里 司,五十嵐 健夫, (東京大学)
4. HydReminder:ホルダー駆動型水分補給促進システム
 元川 錦, 横窪 安奈, ロペズ ギヨーム(青山学院大学)

<昼休み>

■13:00-14:55 セッション2:計測・認識・制御 (座長:)
5. エンドユーザ向けアボカド食べ頃分類モバイルアプリにおける深層距離学習を利用した分類手法の検討
 杉本 隼斗, 濱川 礼 (中京大学)
6. ベビーベッド型デバイスを用いた乳児の啼泣認識手法の検討
 角谷 星哉 (大阪大学), 藤田 和之 (東北大学), 尾上 孝雄 (大阪大学), 伊藤 雄一 (青山学院大学)
7. 映像における色振動方式不可視マーカの読み取り可能距離の拡張
 田中 稜太郎, 亀井郁夫, 高木 健, 韓 燦教, 福嶋 政期, 苗村 健(東京大学)
8. 可視光通信プロジェクタの高画質化のための光源制御による輝度補正
 覚井 優希, 亀井 郁夫, 高木 健, 韓 燦教, 福嶋 政期, 苗村 健(東京大学)
9.[萌芽] Dustoon:複合現実を用いた掃除活性化システムのマーカ検討
 歸山 幸大, 横窪 安奈, ロペズ ギヨーム(青山学院大学)

■15:10-16:50 セッション3:入力・デバイス (座長:)
10. スマートフォンのみを用いた周囲環境への視線入力インタフェースの検討
 永井 崇大, 藤田 和之, 高嶋 和毅, 北村 喜文 (東北大学)
11. パームレストにおける押し込み動作に基づくカーソル操作手法の検討
 髙倉 礼, 志築 文太郎, 高橋 伸(筑波大学)
12. スマートフォンの回転角を用いた室内空間におけるユーザ位置・方向の推定とその活用
 佐藤 光起, 松下 光範(関西大学)
13. 左右に異なるレンズを用いたHMDの視野角拡張
 上田 裕貴(芝浦工業大学), 山田 渉(NTT ドコモ), 真鍋 宏幸(芝浦工業大学)


2日目:6月2日(水)
■10:00-11:40 セッション4:演劇・社会 (座長:)
14. 演劇空間としての『あつまれ どうぶつの森』の可能性
 石井 優里, 城 一裕(九州大学)
15. 仮面劇のためのプロトタイピングが容易な動的表情拡張手法の提案
 増井 元康, 竹川 佳成, 平田 圭二(公立はこだて未来大学)
16. 訪問意欲を支える感性価値的構造と観光資源の魅力の可視化 ~ 赤穂市日本遺産の“塩”を活用したインバウンド誘客 ~
 破田 野智己, 竹澤 智美, 杉本 匡史, 徐 貺哲, 森川 貴嗣, 東 泰宏, 渋田 一夫, 長田 典子(関西学院大学)
17. 言語的人類に民族対立や人種差別はない ~ 人類共有知の発展のために ~
 得丸 久文(著述業)

<昼休み>

■13:00-14:40 セッション5:視覚・感覚 (座長:)
18. HMDを用いたサッカーのフリースペース認知における視覚探索行動の解析
 飯田 雄介, 宍戸 英彦, 亀田 能成(筑波大学)
19. 脚部の腱電気刺激による身体傾斜感覚の提示
 高橋 希実, 雨宮 智浩, 鳴海 拓志, 葛岡, 英明, 廣瀬 通孝, 青山 一真(東京大学)
20. HMD利用経験の有無がVR空間における落下感覚知覚に与える影響
 國武 悠人(慶応大学)
21. タスク周辺への視覚刺激を用いたPC上タスクに対する集中度向上手法の検討
 桑原 樹蘭, 南里 英幸, 中村 聡史(明治大学)

■15:00-16:40 セッション6:対話・非言語 座長:竹川 佳成(はこだて未来大学)
22. 授業動画視聴中のオフタスク抑制のためのスマートフォンによるうなずき操作
 三神 尭之, 小俣 昌樹 (山梨大学)
23. ユーザの笑顔に応じたエージェントの表情変化による笑顔増幅・気分向上手法の検討
 岩田 伸治, 吉田 直人(名古屋大学), 米澤 朋子(関西大学), 榎堀 優, 間瀬 健二(名古屋大学)
24. 遠隔ブレインストーミング支援のための褒める効果音アプリの入力方式の比較
 新道 明吉(東京大学), 阪口 紗季(東京都立大学), 苗村 健(東京大学)
25. 仮想聴衆における聴衆規模に応じた適切なうなずき頻度生成のための予備調査
 坪内 太吾, 福地 健太郎(明治大学)

■16:40-17:00 閉会式

開催報告

本研究会は,2021年6月1日から2日にかけて開催された.例年多くの関連学会と共同で開催されている研究会である.本年は,SIGDeMOが幹事研究会であり,その他,情報処理学会のHCIとEC研究会,日本バーチャルリアリティ学会,映像情報メディア学会HI,電子情報通信学会MVEとの共催または連催であった.2019年まではかなり長い期間,東京大学山上会館で開催してきたが,COVID-19感染拡大状況を踏まえ,昨年に引き続きオンライン開催となった.今回はオンライン開催の特徴を応用して,Zoomでの研究発表と合わせてSlackを用いた質疑応答のコミュニケーションプラットフォームを用意して,議論の活性化を図った.SIG-DeMO独自の企画として,Slack上を盛り上げた発表者と質問者に賞を準備した.具体的には,Slack上で議論が白熱した発表に対してMost Discussed Presentationを3件,また,Slackに最も議論やコメントを投稿した質問者にBest Moriagest2件が贈られた.受賞者には副賞も贈呈した.
 発表は全研究会合わせて25件であり,参加者はZoom上の最大数は52名で,常時40人以上が聴講していた状況であった.Slackのアクティブユーザ数は90名に達していた.Slack上では,二日間合計して527コメントあり,これを発言量として見るとすると,対面よりは多い情報交換ができていたように感じる.プログラムは全研究会の発表混同で作成しており,座長も他研究会の発表を中心に見届けるように組んだので,しっかりと研究会同士の交流もできていた.実際には,どの発表に対してもかなり活発な議論や質問がなされており,発表者・参加者の皆協力して充実した議論の場が作れたと感じた.来年も同研究会はほぼ同時期での開催が予定されている.