HCIとDigital Nature
©中川容邦/KADOKAWA |
メディアアーティスト 落合 陽一 氏(筑波大学)
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日時 | 2023年3月3日(金) 16:00-17:00 |
場所 | オンライン(Zoom) |
講演概要 | コンピュータと人の関係性を考えた際、今や身体のみならず無意識の領域までデジタルは行き渡り、なんらかの【コンピューティング】という名前で呼ぶよりも、【新しい自然(デジタルネイチャー)】が構築されつつある、という状態として考えられるべきではないだろうか。新しい自然を中心に思索を深めながらHCIやGraphics、応用物理、デジタル人文学、メディアアートなどの領域に染み出しながら活動を続けてきた。本講演では、LLMなどの潤沢な計算機資源とクラウドコンピューティングの先にどのような森羅万象を考えてきたかというテーマで筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターと落合陽一の近作を含めながら講演を行う。 |
講師 プロフィール |
メディアアーティスト。1987年生まれ、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、准教授・JSTCRESTxDiversityプロジェクト研究代表。IPA認定スーパークリエータ/天才プログラマー.ピクシーダスト テクノロジーズ代表取締役. 2017年 – 2019年まで筑波大学学長補佐,2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員,内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員及び内閣府ムーンショットアンバサダー,デジタル改革法案WG構成員,2020-2021年度文化庁文化交流使,大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなどを歴任. 2015年WorldTechnologyAward、2016年PrixArsElectronica、EUよりSTARTSPrizeを受賞。LavalVirtualAwardを2017年まで4年連続5回受賞、2017年スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeadersofTomorrow選出、2019年SXSWCreativeExperienceARROWAwards受賞、2021年MIT Technology Review Innovators Under 35 Japan ,2021 PMI Future 50、Apollo Magazine 40 UNDER 40 ART and TECHなどをはじめアート分野・テクノロジー分野で受賞多数。 個展として「ImageandMatter(マレーシア・2016)」、「質量への憧憬(東京・2019)」、「情念との反芻(ライカ銀座・2019)」など。その他の展示として、「AI展(バービカンセンター、イギリス・2019)」、「計算機自然(未来館・2020)」など多数出展。著作として「魔法の世紀(2015)」、「デジタルネイチャー(2018)」など。写真集「質量への憧憬(amana・2019)」など。メディアアートを計算機自然のヴァナキュラー的民藝と捉え、「物化する計算機自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。 |
参加費 | 無料(※学会員以外の方でも無料で聴講頂けます。) |
定員 | 300名 ※定員を超えますと参加頂けない場合がございます。 |