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トップカンファレンス・アドバンスト・ワークショップ 2021

トップカンファレンス・アドバンスト・ワークショップ2021

(研究解剖学実習)
2021年7月31日(土)13時~16時 オンライン開催
主催:ヒューマンインタフェース学会国際リエゾン委員会

 

概要:若手研究者の研究能力を向上させるために、CHI 2021に日本から採択された論文の中から3本を選び、それらを分析し、研究課題の設定におけるロジックを解き明かすワークショップを開催します。

課題論文と基調講演が決まりました

トップカンファレンス・アドバンスト・ワークショップとは

ヒューマンインタフェース学会では、若手研究者が「面白い研究」「価値のある研究」を実施する能力を向上させるために、HCI分野のトップカンファレンスであるCHI 2021にアクセプトされた日本発の論文(第1著者が日本人、または日本国内の組織に所属)を題材として、そうした研究者はどのようにして研究課題を設定し、研究を計画・実行し、論文化したのかを学ぶためのワークショップを開催します。

ワークショップは2部構成として、第1部の基調講演では世界的に活躍しているヒューマンインタフェース研究者に、どのようにしてクオリティの高い研究を設定し実行してきたのか、それをどのように論文化してきたのか、ということについてご紹介いただきます。

第2部は課題論文を題材にしたワークショップです。発表者(公募)は事前に課題論文を与えられ、5名のグループでその論文から、研究のロジックと論文における表現方法を解剖学的に分析し、ワークショップ当日にプレゼンテーションをします。ワークショップ当日は著者にも参加していただいて、研究内容の説明や、発表者との自由討論をおこなっていただきます。各プレゼンテーションの最後には、プレゼンテーションがいかに「ためになったか」を基準に、聴講者に投票してもらい、ベストプレゼン賞を選定します。

1チームあたりのプレゼンテーション時間は25分とします。3チームのプレゼンテーション終了後、全チームと著者で自由討論をおこないます。一般聴衆からの意見や質問も受け付けます。

課題論文は、6月26日に実施されるCHI勉強会(https://sigchi.jp/seminar/chi2021/)の後に皆さんの興味のある論文を投票してもらい、著者の都合も考慮しつつ選定します。

開催スケジュール

2021年7月31日(土)13時~16時00分

  • オープニング:13時00分~13時10分
  • 第1部:13時10~13時40分 基調講演  鈴木 健嗣(筑波大学)
  • 第2部:13時40分~15時40分 ワークショップ
    • (論文著者による研究概要説明(5分)+発表者チームによるプレゼンテーション(25分))×3
      • 吉田 成朗(東京大学):Shigeo Yoshida, Takuji Narumi, Tomohiro Tanikawa, Hideaki Kuzuoka, and Michitaka Hirose. Teardrop Glasses: PseudoTears Induce Sadness in You and Those Around You.
      • 尾形 正泰(産総研):Masa Ogata and Yuki Koyama. A Computational Approach to Magnetic Force Feedback Design.
      • 矢倉 大夢(筑波大学):Hiromu Yakura. No More Handshaking: How have COVID-19 pushed the expansion of computer-mediated communicationin Japanese idol culture?
    • 論文著者+発表者チーム+基調講演者による自由討論、聴講者との質疑応答(30分)
  • クロージング15時40分~16時00分

ワークショップ発表者応募方法

発表希望者は以下のグーグルフォームに必要な情報をご記入ください。なお、応募者多数の場合は1年以内にトップカンファレンスに投稿を予定している方、ヒューマンインタフェース学会員を優先いたします。企業研究者、大学の研究者にかかわらずご参加いただけます。個人応募もグループでの応募も歓迎します。1チーム5名×3チームとします。チームの構成メンバーは、バランスを考慮しつつ当方で決定します。この際、グループの応募であっても複数チームに分散させていただく可能性があります。ご了承ください。

申し込み方法:Googleフォーム

申し込み〆切:2021年7月3日(土)23:59 → 2021年7月10日(土)23:59(※延長されました)

 

課題論文選定方法

課題論文は、CHI勉強会2021参加者による投票結果、分野の広がり、ワークショップ当日の著者の都合などを勘案して選定します。決定日は2021年7月5日ごろを予定しています。

投票方法:Googleフォーム

投票〆切:2021年6月27日(日)23:59

 

ワークショップ聴講者申し込み方法

聴講のみご希望の方は、先着65名程度はZoomで参加いただきます。それ以外の聴講者はYouTubeでご覧いただきます(Zoomのurl、またはYouTubeのurlは、お申し込みの確認メールに記載されています)。

Zoomで参加する聴講者は、直接討論にご参加いただけます。YouTubeで聴講する方にも、ご質問を投稿していただけるように検討中です。

申し込み方法:Googleフォーム

 

論文解剖の指針

課題論文は以下の観点から解剖をしてください。その際、単に良い点だけを探るのではなく、研究の問題点や課題も探り出し、著者との議論の材料にしてください。

  • クオリティの⾼い研究(「⾯⽩い研究」「価値がある研究」など)に共通する研究課題の設定におけるロジックを学ぶ。
    • 一般にIntroductionおよびAbstractに集約され、Related Workで補強されていると考えられる。
    • 提⽰されたロジックに基づくアプローチ(システム開発やモデル化、実験条件や評価項目を含めた実験デザイン)と、そこから得られたResultsの解釈とfindingsの価値を整理したDiscussionとConclusionにも注⽬する。
  • 文章のみならず、図(表)に何をどう語らせているのか、その表現法を学ぶ。
    • 何をどう⽰すことによって、(査)読者が設定された課題が解決できたと素直に理解できるようにしているか。
    • 逆に、図(表)を用いて何をどう⽰すべきかを考えることから、どんな実験・調査や評価を⾏うべきかを検討できる。

 

日程

  • 2021年6月26日(土)~27日(日):課題論文投票(CHI勉強会2021において)
  • 2021年7月3日(土):ワークショップ発表者申し込み締め切り
  • 2021年7月13日(火)ごろ:参加者決定、通知
  • 2021年7月31日(土):ワークショップ開催

 


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