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2021年度通常総会、学会賞授与式開催報告

案内

  • 会長: 藤田 欣也
  • 開催日: 2021年3月5日(金)
  • 時間: 3月5日(金)15:20~17:00
  • 案内本文:
    拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃より本学会の活動にご高配賜り、誠にありがとうございます。さて、本学会の2021年度通常総会を以下の要領にて開催致しますのでご案内申し上げます。
    特別講演会および総会に引き続いて、名誉会員証贈呈式および学会賞(論文賞、研究会賞)の授与式も開催されますので、会員の皆様には奮ってご出席下さいますようお願いいたします。
     尚、正会員におかれましては、事務局より配信されます総会開催案内メールに記載されているURLより通常総会および懇親会への出欠を2021年2月26日(金)までにご回答下さいますよう宜しくお願いいたします。 敬具
  • 会場: オンライン開催
  • 次第:
    • 14:00~15:00 特別講演会
    • 15:20~17:00  通常総会
      1. 開会の辞
      2. 会長挨拶
      3. 2020年度事業及び会務報告
      4. 2020年度収支決算報告
      5. 2020年度監査報告
      6. 2021年度役員選任の審議
      7. 2021年度評議員選任の報告
      8. 2021年度事業計画の提案と審議
      9. 2021年度収支予算の提案と審議
      10. 名誉会員の推薦提案および審議
      11. その他
      12. 質疑
      13. 閉会の辞
    • 名誉会員証贈呈式・学会賞(論文賞、研究会賞)授与式
    • 17:30~ 懇親会(無料)

議事録

  • 議長: 藤田 会長
  • 進行: 石井(裕) 総務担当理事
  • 作成: 上杉 総務担当理事
  • 内容: 特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会の2021年度通常総会が3月5日(金)に、新型コロナウイルス感染予防のため、Zoomを用いたオンライン開催として実施された。 最初に藤田会長より、社員数(2021年3月5日現在、正会員および一般会員の合計864名)の10分の1以上(総会オンライン出席者50名、委任状171名、合計221名)の出席者により会議が成立したとの報告があり(定款第28条に基づく)、開会が宣言された。
    以下に総会の内容を報告する。
    1. 会長挨拶
      藤田会長より「2020年度、HIシンポジウムは中止し、代わりにコロキウムを実施した。そして学会としては新たに2つの大きな活動を実施した。1つはトップカンファレンスアドバンストワークショップであり、若手に好評であった。もう1つはホームページの刷新であり、タイムリーな情報を提供可能とした。田村先生のHIへの思いも紹介している。情報化、オンライン化により、HIの対象がさらに広がる中で他の学問領域と連携し、社会への積極的な貢献、将来の学会像を皆様と一緒に考えていきたい。よりよいHIを一緒に考えるために積極的な参加をお願いしたい」との挨拶があった。
    2. 2020年度事業報告
      2019年度の会務および事業報告が各担当理事から報告され、全会一致で承認された。
      以下、各委員会、WGからの説明を報告する。
      • 総務財務委員会:小林理事
        総務財務委員会ではメーリングリストやZoom 等のツールに加えSlack を用いることにより、円滑な情報共有を進めることができた。また総務関係では、これまでメールベースで行っていたメール審議案件をオンラインフォームによる決裁方法に試験的に変更し運用することで、迅速な審議を行うことができた。財務関係では、今年度はヒューマンインタフェースシンポジウムが中止となり財政上困難な局面であったが、オンラインイベントのヒューマンインタフェースサイバーコロキウムの開催や持続化給付金の申請を通じて収支の改善を図った。また、中長期的視点からの予算の効率的な使用を考慮し、論文賞トロフィー50個の一括購入を行った。
      • シンポジウム委員会:大久保副会長
        新型コロナウイルスの影響で、ヒューマンインタフェースシンポジウム 2020 は開催が中止となった。 一方、シンポジウムに替わるオンラインイベントとして、静岡大学竹内勇剛先生を大会長として、2020年10 月17 日(土)・18 日(日)にヒューマンインタフェースサイバーコロキウム(HIC2)が開催された。参加者数は244 名で、一般発表102 件に対して活発な討論が展開された。また、株式会社タミヤ、および同社やホビー文化について研究を進められてきた静岡大学教育学部芳賀研究室の全面的なご協力の下、特別講演「インタフェースとしてのホビー」、ならびにパネル討論「with コロナ時代のテレワーク」が実施され、いずれも参加者に好評であった。今回、ヒューマンインタフェースシンポジウムを中止し、あらたなオンラインイベントを企画・運営された実行委員をはじめとする関係の皆様のご尽力に感謝の意を表したい。なお、2021 年度のヒューマンインタフェースシンポジウム は高橋信大会長のもと、東北大学青山東キャンパスを想定していたが、オンラインで2021 年 9 月 15 日(水)~17 日(金)に「ポジティブアゲイン」をテーマに開催される。また、2022 年度は、小谷賢太郎大会長のもと、関西大学で開催される予定である。
      • 会誌委員会:雨宮理事
        会誌委員会では、通常業務として年 4 回(2、5、8、11 月)学会誌を発行した。各号の特集は「誰もがデザインに参加できる時代の幕開け‐オープンデザイン研究会(SIGOD)の立ち上げとねらい‐」「観光エクスペリエンス」「論文賞研究はこうして生まれた2020」「コロナの頃な座談会」であった。新型コロナウイルスの影響で8 月号の編集に遅れが生じ、11 月号で2 号分の発送となった。また、11 月号の特集も遠隔会議システムを使った座談会に急遽変更となった。その他の記事に関しては、倫理審査の特別連載記事が5 月から11 月まで掲載された。「BADUI 診療所」「HISTreetJournal」は好評連載継続中。特別記事「突撃!HI を学んだ私たちの未来」や基礎講座は本年度は掲載がなかった。報告記事に関しては、イベントの中止による影響や速報性等を考慮し11 月号からオンライン掲載に変更となるなど電子広報との連携も継続していく。
      • 論文誌編集委員会:石井裕剛理事
        論文誌編集委員会では、通常業務として投稿論文の査読、特集の企画・編集を行った。2020 年は、「若手研究者2」(8 編)、「人間と人工知能の協調」(8 編)、「組織を支援するインタフェース」(6 編)の特集号を発行し、一般投稿論文22 編を掲載した。次期に向けては、「コミュニケーション支援VI」「効率性と直交する価値のインタフェース」「新型コロナウイルス感染症とヒューマンインタフェース」を既に進めている。さらに、「若手研究者3」、「オープンデザインで拓く未来社会」に関する特集号も企画している。また、「若手研究者2」の特集号に掲載された論文から「若手卓越研究賞」を選定し表彰した。一方、学会論文誌をScopus に登録することを目指している。そのためには掲載される全ての論文で、参考文献の80%以上が英語で記載される必要があり、これに対応するための原稿フォーマットの改定作業等を進めている。
      • 研究会運営委員会:大林理事
        研究会運営委員会の事業活動として、6 つの常設専門研究委員会がそれぞれ主催となり、第173 回から第180 回までの計8 回の研究会が開催され、70 件(共催学会等からの申込みを含めると141 件)の発表が行われた。そして、70 件の発表論文の中から研究会賞受賞候補の選考を行った。また時限専門研究員会においても研究談話会等が開催された。そして、3 回目となる、若手育成、萌芽テーマの支援のため「ヒューマンインタフェース・ステップアップ2020」という研究会を、研究会運営委員会の主催で開催した。今年度は社会情勢を鑑み、各研究会ともオンラインまたは現地とハイブリッドでの開催となり、ステップアップキャンプにおいては初のオンラインでのポスター発表を試みた。これを機に、今後も新たな研究会開催のあり方の工夫を試みていく予定である。
      • 電子広報委員会:山本理事
        これまで準備を行っていたWeb サイトのリニューアルを2020 年4 月1 日に行った。新たなWeb サイトでは、「ニューストピック」や「お知らせ」などのコンテンツを通じて、学会の活動をリアルタイムに会員の方々にお伝えしている。また、2021 年1 月よりWeb サイトに新たに「リレーエッセイ」をコンテンツとして追加し、学会で活躍している研究者の横顔を伝えることも行っている。このWeb サイトのリニューアルに合わせNews Letter についても4 月号よりリニューアルを行った。これまでのNews Letter は内容がテキストで構成され、情報が多くなると可読性が低くなっていたため、新たなNews Letter ではHTML メールを導入し、掲載されている情報の一覧性とアクセス性を高めることを行っている。これらのリニューアルを行いながら、各種サーバの保守、臨時News Letter の発行、各種員会のML の管理についても引き続き実施した。
      • 国際リエゾン委員会:井野理事
        学会設立20 周年記念の学会Web サイトのリニューアルに合わせて、その英語化の対応を進め、今年度より運用を開始した。また、若手の学会員や学生会員の国際舞台での研究発表のモチベーション向上とスキルアップのワークショップを企画・開催した。この企画は2018-2019 年のHI シンポジウムで実施した「トップカンファレンス講演」と「メンタリングセッション」を統合発展させて、「トップカンファレンス・アドバンスト・ワークショップ(TCAW2020)」(①ワークショップ:CHI 論文解剖実習、②特別講演:リジェクト論文再生術、③ベストプレゼンテーション賞発表)として再構成し、HI シンポジウムから独立した形式に変更し、8 月初旬にオンライン開催(遠隔参加・COVID-19 対応)で行った。本企画は、参加者と聴講者(約120 名)の多数に好評であったことから、来年度も継続する予定である。
      • Webリニューアルワーキンググループ:下田監事
        学会の魅力を広く伝えるために学会活動の可視化、特に「活発な活動」を広報するため、 2019 年から学会Web サイトのリニューアル作業を開始し、2019 年度のシンポジウムでテスト 公開した。その後、2020 年4 月1 日から正式運用を開始している。新しいWeb サイトは、スマートフォンや タブレット等にも対応したレスポンシブデザインであり、新しいCMS を活用することにより 各委員会が素早く必要な情報を掲載できる体制になった。また、新しいCMS で対応することが 難しかった会員管理等の機能についても、これまでのCMS 機能を活用して新Web サイトに移行した。 新Web サイトへの移行に併せて、これまで学会事務局に設置していたWeb サーバを撤去し 外部のレンタルサーバーで移行することでサーバーメンテナンスの費用と労力の削減を実現した。今年度ですべて完了し、解散する。
      • 研究倫理ワーキンググループ:福住理事
        研究倫理ワーキンググループでは、2019年度実施したHI シンポジウムでの活動紹介や 研究倫理に関する学会員意識調査結果を中心に、HI 研究倫理について、学会誌 Vol.22, No.2 より連載を開始した。また、人間工学会の支部会(関西支部)に対しての情報提供をおこなった。今年度で時限付きWG終了のため、最後に学会としての方向性を示す.
    3. 2020年度会務報告:小林理事
      会員は現状として正会員882名、学生会員85名、購読A会員27名、購読B会員19名、賛助会員36名(43口)、会員総数1,049名である。また会員の入退会状況として入会数61、退会数90で微減しており、会員数維持のための施策が必要である。
      事務局については従来通り有限会社セクレタリアットへ委託し、本会の独自性を保ちつつ雇用と業務継続の安定化を図る。
      役員選挙については、インターネットを用いた電子投票のみで実施された。
    4. 2020年度収支決算報告
      木村理事より収支決算として資料をもとに報告された。
      • 新型コロナウイルスの影響により、当初の2020年度の計画とは異なる。
      • 学会収入、学会誌収入に関しては変わりない。
      • 研究会は微減である。
      • シンポジウムは実施せず、かわりに実施したコロキウムはその他に計上している。
      • シンポジウムとしては事前準備に支出分がある。
      • トロフィーの在庫がないため追加購入した。
      • 論文誌支出、研究会支出は微増した。
      • コロキウムの実施かつ持続化給付金(補助金)により黒字となった。
      • 2021年度は補助金の残額により補填する予定。
    5. 2020年度監査報告
      下田監事より、以下の通り2020年度の監査報告があり、2020年度収支決算報告とあわせ全会一致で承認された。
      • 福住監事とともに、会計士立会いの下、1月29日に監査を実施。2020年度の会計ならびに理事の業務執行の適正を確認。
      • 理事の業務執行状況についても、適正に執行されていることを確認した。
      • より学会が活性化できるような仕組みになるように予算が使用されていることが評価されるとの報告。
    6. 定款変更の審議
      本年度該当案件なし。
    7. 規定類の新設および変更の報告
      本年度該当案件なし。
    8. 2021年度役員選任の審議
      高橋選挙管理委員長より、2021年度役員選挙過程および結果について報告があった。2021年度の学会役員のうち、副会長1名、理事8名、監事1名 の改選を行った。推薦を経て立候補頂いた計10名に関して全正会員に対して投票を依頼。電子投票にて11月1日に投票を実施。投票総数161票、投票率 19.8%。11名が新役員候補者として選出され、2021年度役員が報告された。
    9. 2021年度評議員選任の報告
      藤田会長より、2021年度評議員選任の報告があり、全会一致で承認された。
    10. 2021年度事業計画の提案と審議
      石井総務担当理事より2021年度の事業計画について説明があり、全会一致で承認された。
    11. 2021年度収支予算の提案と審議
      木村財務担当理事より、2021年度の予算案について以下のとおり説明があり、全会一致で承認された。
      ・新型コロナウイルス影響前の2018、2019年度時の運営と同程度の予算を提案している。
      ・2020年度はオンラインでシンポジウムを実施し、コロキウムは実施しない予定である。
    12. 名誉会員の推薦提案および審議
      藤田会長より、本学会定款第6条および第7条4を適用し、6名の名誉会員(土井 美和子氏、渡辺 富夫氏、岸野 文郎氏、黒須 正明氏、小林 郁央氏、安村 通晃氏)の推薦提案があり、全会一致で承認された。

以上、通常総会の全議事の審議が行われ、すべて提案通りに議決された。

続いて総会終了後、学会賞授与式がオンラインで行われた。第21回論文賞の3件について石井裕剛審査委員長から論文賞選考過程および結果が報告された。第15回研究会賞の3件について大林審査委員長から研究会賞選考過程および結果が報告された。最後に、藤田会長より、名誉会員証(6件)の贈呈式をオンラインで行った。

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