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2022年度通常総会、学会賞授与式開催報告

案内

 拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃より本学会の活動にご高配賜り、誠にありがとうございます。

 さて、本学会の2022年度通常総会を以下の要領にて開催致しますので、ご案内申し上げます。

 総会に引き続いて、ヒューマンインタフェース学会賞(論文賞、学術奨励賞、 研究会賞)の 授与式ならびに特別講演会も開催されますので、会員の皆様には 奮ってご出席くださいますよう お願い申し上げます。

 尚、正会員におかれましては、事務局より配信されます総会開催案内メールに 記載されているURLより通常総会への出欠を2022年2月25日(金)までに ご回答下さいますよう宜しくお願いいたします。

敬具 

日 時: 2022年 3月 4日 (金) 14:30~17:00

場 所: オンライン開催

次 第: 

【通常総会】14:30~15:50
1. 開会の辞
2. 会長挨拶
3. 2021年度事業及び会務報告
4. 2021年度収支決算報告
5. 2021年度監査報告
6. 2022年度役員選任の審議
7. 2022年度評議員選任の報告
8. 新会長挨拶
9. 2022年度事業計画の提案と審議
10. 2022年度収支予算の提案と審議
11. 名誉会員の推薦提案および審議
12. その他
13. 質疑
14. 閉会の辞

名誉会員証贈呈式、学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)授与式

【特別講演会】16:00~17:00
「人と社会とテクノロジー:それは人を幸せにするのか?」
ロスキレ大学 安岡 美佳 氏

議事録

  • 議長:藤田 会長
  • 進行:上杉 総務担当理事
  • 記録:黒田 総務担当理事

特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会の2021年度通常総会が3月4日(金)に、新型コロナウイルス感染予防のため、Zoomを用いたオンライン開催として実施された。
最初に藤田会長より、社員数(2022年3月4日現在、正会員および一般会員の合計823名)の10分の1以上(総会オンライン出席者60名、委任状135名、合計195名)の出席者により会議が成立したとの報告があり(定款第28条に基づく)、開会が宣言された。

 

以下に総会の内容を報告する。
1.会長挨拶
藤田会長より「2021年度は、シンポジウムが無事オンラインで開催された。特記事項として、学術分野としてのヒューマンインタフェースの再定義を行った。そのほか、ヒューマンインタフェースという言葉が定着した経緯について学会ホームページに記事を掲載したためご覧いただきたい。この2年間、コロナ禍での学会活動となったが、任期を満了することができた。本学会は、多様な学会員で構成されたコミュニティによって、世の中の流れに応じた先進的な課題に取り組むと同時に、従来からある普遍的な課題にも粘り強く取り組み社会に貢献することが必要と考えられる。今後も、会員の皆様の積極的なご参加をお願いしたい。」
とのご挨拶があった。

2.2021年度事業報告
2021年度の会務および事業報告が各担当理事から報告され、全会一致で承認された。
以下、各委員会、WGからの説明を報告する。

・総務財務委員会:石井裕理事、狩川理事
総務関係では、オンラインにて会議の運営を行い、メール審議案件をオンラインフォームによる採決とし、迅速な審議とする試みを継続した。将来構想担当では、学術分野としてのHIの再定義を行った内容について、総会の最後に説明が行われる。財務関係では、論文掲載料が堅調であり、またWebリニューアルを通じた保守費削減の効果が表れたこと、そしてヒューマンインタフェースシンポジウム2021のオンライン開催において収入の増加を図った。

・シンポジウム委員会:高橋副会長
ヒューマンインタフェースシンポジウム2021は、高橋信大会長のもと、2021年9月15日から17日までオンラインで開催された。発表件数108件、対話発表92件、発表16件、参加333名であり、コロナ禍でのオンライン開催であったものの従来のシンポジウムと比して大幅に参加者数が減少することはなく開催することができた。来年のシンポジウムは小谷賢太郎大会長のもと、2022年8月31日(水)から9月2日(金)に関西大学で開催される予定である。

・会誌委員会:亀山理事
会誌委員会では、通常業務として年4回の学会誌を発行した。各号の特集は「サービスVRの挑戦」「安全インタフェースの最前線」「論文賞研究はこうして生まれた2021」「デジタルトランスフォーメーション」であった。その他の記事に関しては、「BADUI診療所」「HISTreetJournal」の連載を継続中である。さらに、「ポストコロナ時代のコミュニケーション」、「デジタルファブリケーションの民主化」といった特集記事を掲載済みあるいは掲載予定としており、学会の広報活動の一つとして委員会活動を続けていく。

・論文誌編集委員会:伊藤(京)理事
論文誌編集委員会では、通常業務として投稿論文の査読、特集の企画・編集を行った。2021年は、「視線インタフェース」(10編)、「コミュニケーション支援Ⅵ」(9編)、「効率性と直交する価値のインタフェース」(5編)、「新型コロナウイルス感染症とヒューマンインタフェース」(5編)、「若手研究者3」(11編)の特集号を発行し、一般投稿論文12編を掲載した。次期に向けては、「衣食住をゆたかにするインタフェース」「スポーツとヘルスケアのインタフェース」「若手研究者4」の特集号の原案を作成した。また、「若手研究者3」の特集号に掲載された論文から「若手卓越研究賞」を選定し、表彰した。さらに、学会論文誌をエルゼビア社の論文誌データベースScopus に登録することを目指し、原稿フォーマットの改定等の作業を進め、更なる論文誌の活性化に努めた。

・研究会運営委員会:坂本理事
研究会運営委員会の事業活動として、5つの常設専門研究委員会がそれぞれ主催となり、第180 回から第187回までの計8回の研究会が開催された。各SIGでは、前年から引き続くコロナ禍の中にあっても、イベント管理システムPeatixによる参加費徴収を導入したり、SlackやDiscordをZoomと併用するなど、研究討議のための努力や工夫が重ねられた。また研究会賞を3件授与予定である。若手研究者・学生の自由な討議の場としては、研究会運営委員会主催のステップアップキャンプを企画し、誰でも無料で参加できる招待講演も予定している。

・電子広報委員会:代理・石井裕剛理事
数年前からWebサイトのリニューアルを行っているほか、ニューズレターのデザインの更新を引き続き行っている。また、Webページのコンテンツの一つとして、学会関係者による「リレーエッセイ」を新たにスタートし、26件のエッセイを掲載している。特にこのエッセイでは、あまり研究に関係のない内容を中心に日々想うことをざっくばらんに書いていただいており、なかなか読み応えのある内容となっている。電子広報委員会では、今後も様々な活動を行っていきたい。

・国際リエゾン委員会:竹内理事
国際的活動の窓口として、本年度も引き続きトップカンファレンス・アドバンスド・ワークショップ (TCAWS2021)を7月31日にオンラインで開催し、80名ほどの参加者があった。面白い研究、価値のある研究を目指し、結果として採録に至るということについて、若手研究者を中心に議論を行った。会員が国際的に益々活躍できるよう、引き続き委員会としてバックアップしていきたい。来年度も同イベントを継続する予定である。

・研究倫理ワーキンググループ:福住監事
研究倫理ワーキンググループでは、研究に必要な人を扱う研究倫理について2015年から検討してきた。2021年度を最終年度としてこれまでの議論をまとめ、当初の研究倫理規定を見直し、改訂した。ワーキンググループとしての活動は今年度で終了であるが、研究倫理について今後も継続して議論をお願いしたい。

 以上、全会一致で承認された。

3.2021年度会務報告
会務報告として、石井裕総務担当理事から以下の通り報告があった。
会員は現状として正会員868名、学生会員78名、購読A会員29名、購読B会員20名、賛助会員37名(44口)、会員総数1,032名である。また会員の入退会状況として入会数77、退会数76となっており、会員数維持のための施策が必要である。
事務局については従来通り有限会社セクレタリアットへ委託し、本会の独自性を保ちつつ雇用と業務継続の安定化を図る。

 以上、全会一致で承認された。

4.2021年度収支決算報告
狩川理事より収支決算として資料をもとに報告された。

 以上、全会一致で承認された。

5.2021年度監査報告
福住監事より、以下の通り2021年度の監査報告があり、2021年度収支決算報告とあわせ全会一致で承認された。
・下田監事とともに、1月27日に監査を実施。2021年度の会計ならびに理事の業務執行の適正を確認。
・理事の業務執行状況についても、適正に執行されていることを確認した。

 以上、全会一致で承認された。

6. 2022年度役員選任の審議
高橋選挙管理委員長より、2022年度役員選挙過程および結果について報告があった。2022年度の学会役員の会長1名、副会長1名、理事8名、監事1名の改選を行った。推薦を経て立候補頂いた計11名に関して全正会員に対して投票を依頼。電子投票にて12月10日に投票を実施。投票総数129票、投票率 17.6%。11名が新役員候補者として選出され、2022年度役員が報告され、全会一致で新役員が承認された。

尚、定款第16 条の規定により、現役員の任期満了日は2022 年3 月9 日、新役員の就任日は
2022 年3 月10日とする。

7. 2022年度評議員選任の報告
藤田会長より、2022年度評議員選任の報告があり、全会一致で承認された。

8. 新会長挨拶
高橋新会長より、
「学会創設前から本学会の活動に関わらせていただいている。長期的な展望を踏まえながらも、社会情勢に臨機応変に対応できる学会とするため、理事はじめ会員の皆様のご意見を賜りながら学会運営を行っていきたい。」
とのご挨拶があった。

9. 2022年度事業計画の提案と審議
上杉総務担当理事より2022年度の事業計画について説明があり、賛成多数で承認された。

10. 2022年度収支予算の提案と審議
狩川財務担当理事より、2022年度の予算案について以下のとおり説明があり、一部資料修正の上、全会一致で承認された。
・資料の修正:学会費収入について、以下のとおり修正された。
購読会員会費(A):2021年概算312,000円、2022年予算348,000円、増減差額36,000円)
購読会員会費(B):2021年概算380,000円、2022年予算400,000円、増減差額20,000円)
賛助会員会費:2021年概算930,000円、2022年予算1,320,000円、増減差額390,000円)
・2021年度時の運営と同程度の予算を提案している。
・論文誌関連収入は、特別高かった2021年度時を前提とせず、減額した堅調な予算を提案している。
・シンポジウム収入は、対面開催を前提とした予算を提案している。
・研究会関連およびシンポジウムの支出は、対面開催での支出を予定している。
・情報保障費について小林新理事より質問があり、必要があれば理事会で承認のうえ予算を超えて支出が可能であるとの回答がなされた。

11.名誉会員の推薦提案および審議
藤田会長より、本学会定款第6条および第7条4を適用し、1名の名誉会員(大須賀 美恵子氏)の推薦提案があり、全会一致で承認された。

12.その他
黒田将来構想理事より、学会のミッションを考えるうえで検討を進めてきた学術分野としてのHuman Interfaceについて説明が行われた。

学術分野としてのHuman Interfaceの概念図。「科学技術」「社会」「環境」がHuman Interfaceへ入力され、「より善い生活・社会」を出力するような図になっている。HIに課された命題として、「より善い生活・社会の実現を共通命題として、人と(変化する)技術・社会とのより善い関係性を探求する」としている。
図:学術分野としてのHuman Interface
(2022年3月総会において将来構想担当より説明させていただいた
検討段階におけるスライドです)

13. 議事録署名人の選定
定款第33 条第2 項により、議事録署名人として上杉繁及び黒田嘉宏が選任された。

以上、通常総会の全議事の審議が行われ、すべて提案通りに議決された。

総会後、名誉会員証贈呈式および学会賞授与式が行われた。
大須賀 美恵子氏に名誉会員証が贈呈された。
第22回論文賞の3件について山本審査委員長から論文賞選考過程および結果が報告された。
第18回研究会賞の3 件について坂本審査委員長から研究会賞選考過程および結果が報告された。
第22回学術奨励賞の5 件について高橋審査委員長から学術奨励賞選考過程および結果が報告された。

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