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2023年度通常総会、学会賞授与式開催報告

案内

 拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃より本学会の活動にご高配賜り、誠にありがとうございます。

 さて、本学会の2023年度通常総会を以下の要領にて開催致しますので、ご案内申し上げます。

 総会に引き続いて、ヒューマンインタフェース学会賞(論文賞、学術奨励賞、 研究会賞)の 授与式ならびに特別講演会も開催されますので、会員の皆様には 奮ってご出席くださいますよう お願い申し上げます。

 尚、正会員におかれましては、事務局より配信されます総会開催案内メールに 記載されているURLより通常総会への出欠を2023年2月27日(月)までに ご回答下さいますよう宜しくお願いいたします。

敬具 

日 時: 2023年 3月 3日 (金) 14:20~17:00

場 所: 同志社大学 今出川校地 良心館 1階 RY103/オンライン(Zoom)

次 第:

【通常総会】14:20~15:50

  1. 開会の辞
  2. 会長挨拶
  3. 2022年度事業および会務報告
  4. 2022年度収支決算報告
  5. 2022年度監査報告
  6. 2023年度役員選任の審議
  7. 2023年度評議員選任の報告
  8. 2023年度事業計画の提案と審議
  9. 2023年度収支予算の提案と審議
  10. 名誉会員の推薦提案および審議
  11. その他
  12. 質疑
  13. 閉会の辞


名誉会員証贈呈式、学会賞(論文賞、学術奨励賞、研究会賞)授与式

【特別講演会】16:00~17:00(オンライン)
「HCIとDigital Nature」
 メディアアーティスト 落合 陽一 氏(筑波大学)

議事録

  • 議長:高橋 会長
  • 進行:黒田 総務担当理事
  • 記録:狩川 総務担当理事

特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会の2023年度通常総会が3月3日(金)に、オンライン(Zoom)を併用したハイブリッド方式で開催された。
最初に高橋会長より、社員数(2022年3月4日現在、正会員および一般会員の合計796名)の10分の1以上(オンラインを含む総会出席者63名、委任状または代理による出席86名、合計149名)の出席者により会議が成立したとの報告があり(定款第28条に基づく)、開会が宣言された。

 

以下に総会の内容を報告する。
1.会長挨拶
高橋会長より、「JSTがHI分野を俯瞰的に位置づける報告書を作るためのClosedのワークショップが1月に実施され、高橋会長、鳥居塚人間工学会理事長他、各領域から数名のHI学会会員が登壇し、HI分野やHI学会のプレゼンスを示すことができた。第6期科学技術・イノベーション計画に記載されている「人文・社会科学も含めた総合知を活用できる仕組み」構築する上でHIは鍵となる分野であり、HI分野の俯瞰的な位置づけの検討を進めると共に、外部に対するHI分野の重要性の発信を今後も積極的に行いたい」旨の挨拶があった。

2.2022年度事業報告
2022年度の会務および事業報告が各担当理事から報告され、全会一致で承認された。

・総務財務委員会:上杉理事、井野理事
総務関係では、メール審議案件をオンラインフォームによる採決とし、迅速な審議とする試みを引き続き継続した。財務関係では、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響で不透明な状況であったが、皆様のお陰で、ヒューマンインタフェースシンポジウム2022を関西大学で無事に開催し、盛会のうちに終了することができた。研究会関係では、堅調な参加費等の収入を維持し、論文誌関係でも論文掲載によって順調に収入を得ている。今後も皆様のご協力をお願いしたい。

・シンポジウム委員会:大久保副会長
2022年8月31日から9月2日まで、関西大学千里山キャンパスでオンラインとオフラインのハイブリッド方式でシンポジウムを開催した。発表件数127件、参加者378名ということで、発表件数や参加者数はかなり回復してきている。これも小谷賢太郎大会長をはじめ実行委員各位、現地スタッフのご努力の成果と感じており、心から御礼申し上げる。2023年度については、9月6日から8日まで、伊藤雄一大会長のもと、青山学院大学相模原キャンパスにてハイブリッド方式で開催する。コロナもかなり収まってきたので、ぜひ現地で参加して頂きたい。

・会誌委員会:河野理事
例年通り、学会誌を4回発行した。各号の特集は「ポストコロナ時代のコミュニケーション」「デジタルファブリケーションの民主化」「論文賞研究はこうして生まれた2022」「私たちは何を見て、何を聞いて、何をあわせていくのだろう」であった。その他の記事に関しても、「BADUI診療所」「理事会・委員会便り」「ワタシの論文読みどころ」などの連載を継続中である。フルカラー化されて数年経つが、2023年度も同様に継続していく。

・論文誌編集委員会:山本理事
通常業務として投稿論文の査読、特集の企画・編集を行った。2022年は、「オープンデザインで拓く未来社会」、「衣食住をゆたかにするインタフェース」、「若手研究者4」の各特集号を発行し、一般投稿論文13編掲載した。来年に向けては、「ICTを活用した高齢者のケア・支援」「サービスデザイン」「個に向き合うインタフェース」「若手研究者5」の特集号を企画し、準備を進めている。また、「若手研究者4」の特集号に掲載された論文から「若手卓越研究賞」を選定し、表彰した。2021年4月からエルゼビア社の論文誌データベースScopus に登録することを目指し、参考文献を全て英語で書いて頂いているが、条件を満たすまでにあと1年程度はかかる見込みであり、来年のこの時期に申請できるように準備を進めていきたい。

・研究会運営委員会:赤津理事
2022年度の専門研究委員会は常設が5つ、時限3つがそれぞれ設置された。常設委員会による研究会Aは、188回から197回まで10回開催された。2021年度の研究会開催はコロナ禍のためオンライン中心だったが、2022年度は対面とオンラインのハイブリッド開催が増えている。研究会運営委員会主催のヒューマンインタフェース・ステップアップキャンプ2023は、若手研究者・学生の自由な討議の場として準備を進めてきたが、3月4日(土)、5日(日)の2日間にわたって開催予定である。

・電子広報委員会:石井裕剛理事
定期的な業務として、学会ホームページの更新とニュースレターの発行を進めている。学会ホームページに関しては「リレーエッセイ」を掲載しており、学会関係者の方々に研究の話だけでなく、趣味の話等を短いエッセイにまとめて頂き、掲載している。現在、ちょうど50件のリレーエッセイが掲載されており、非常に面白い内容になっているので、ぜひご覧頂きたい。また、学会事務局の老朽化したサーバーのクラウド化により、安定性向上とコスト削減を図るための作業を進めている。

・国際リエゾン委員会:大林理事
トップカンファレンス・アドバンスド・ワークショップ2022 (TCAWS2022)を開催した。12月に実施し、発表者が6名、Zoomで参加者が22名、Youtubeの視聴者が97回となった。基調講演や、学生の皆様による解剖学的な論文の分析とそれに対する著者によるコメントを行うワークショップが非常に高い水準で行われ、具体性のある有意義な議論が行われた。本年度もこれらの成果を踏まえつつ、新たな試みに失敗を恐れずにチャレンジしたいと考えているので、引き続き、ご支援をお願いしたい。

・将来構想委員会:加藤理事
昨年度実施したHI研究の位置づけの見直しに基づいて、今後のHI研究の方向性や学会のアウトリーチ活動のあり方などについて検討を行ってきた。また、最初に高橋会長から説明のあったようなHI技術の俯瞰図作成などに対して協力を行った。

 以上、全会一致で承認された。

3.2022年度会務報告

上杉総務担当理事から、以下の通り報告があった。
会員は、2022年12月31日時点で、正会員819名、学生会員87名、購読A会員30名、購読B会員19名、賛助会員34名、会員総数989名である。また会員の入退会状況として入会数70、退会数78となっている。事務局については、従来通り有限会社セクレタリアットへ委託しており、役員選挙もこれまでと同様にインターネットを用いた電子投票を実施している。

 以上、全会一致で承認された。

4.2022年度収支決算報告
井野理事より資料をもとに報告された。

 以上、全会一致で承認された。

5.2022年度監査報告

福住監事より、以下の通り2022年度の監査報告があり、2022年度収支決算報告とあわせ全会一致で承認された。
・藤田監事とともに、1月27日に監査を実施し、2022年度の会計ならびに理事の業務が適正に執行されていることを確認した。
・監事からの所感としては、財政の安定化のために、今後抜本的な収支のあり方の見直しが必要ではないかと思われる。この点については来年度以降に引き継ぎ、理事各位に考えて欲しい。

 以上、全会一致で承認された。

6. 2023年度役員選任の審議

木村選挙管理委員長より、2023年度役員選挙の過程および結果について、以下のとおり報告があった。
・昨年、2023年度役員選出のための選挙を実施し、10月25日に開票を行った。
・投票総数は165票(全て有効票)、投票率は21.7%であった。
選挙の結果、選出された新役員候補者が報告され、全会一致で2023年度新役員として承認された。
尚、定款第16 条の規定により、現役員の任期満了日は2023年3月3日、新役員の就任日は2023 年3 月4日とする。

7. 2023年度評議員選任の報告
高橋会長より、2023年度評議員選任の報告があり、全会一致で承認された。

8. 2023年度事業計画の提案と審議
黒田総務担当理事より2023年度の事業計画について説明があり、賛成多数で承認された。

9. 2023年度収支予算の提案と審議
亀山財務担当理事より、2023年度の予算案について説明があり、全会一致で承認された。

10. 名誉会員の推薦提案および審議
高橋会長より、本学会定款第6条および第7条4を適用し、1名の名誉会員(椹木 哲夫 氏)の推薦提案があり、全会一致で承認された。

11.その他
2023年度予算に関して、「シンポジウムの対面開催に伴い、託児所や情報保障費の予算を計上しておく必要があるのではないか」との質問があり、亀山財務担当理事より、シンポジウム委員会と相談しつつ検討していく旨、回答があった。

12. 議事録署名人の選定
定款第33条第2項により、議事録署名人として大久保雅史及び黒田嘉宏が選任された。

以上、通常総会の全議事の審議が行われ、すべて提案通りに議決された。

総会後、名誉会員証贈呈式および学会賞授与式が行われた。
椹木 哲夫 氏に名誉会員証が贈呈された。
第23回論文賞の3件について山本審査委員長から論文賞選考過程および結果が報告された。
第23回学術奨励賞の6件について大久保審査委員長から学術奨励賞選考過程および結果が報告された。
第19回研究会賞の3件について赤津審査委員長から研究会賞選考過程および結果が報告された。

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