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会長挨拶

仲間とともに楽しむ学会

ヒューマンインタフェース学会 会長 木村 朝子

 寒さが少しずつ和らぎ、春の気配が近づいてまいりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。ヒューマンインタフェース学会会長の木村朝子です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昨年9月、残暑の中で開催されたヒューマンインタフェースシンポジウム2024を振り返り、その熱気を改めて共有したいと思います。前回シンポジウムは京都大学吉田キャンパスを舞台に、対話発表、ワークショップ、学生コンテスト、特別講演と多彩なプログラムが展開され、参加者同士が学びと交流を深める場となりました。
 初日、メイン会場となるNSホールに入ると、入口に企業展示がずらりと並び、その奥に受付、さらに奥には対話発表のパネルが所狭しと並ぶ発表会場が広がっており、会場全体が活気に満ちていました。今年は投稿件数が非常に多く、石井裕剛大会長が準備されたトートバッグが足りなくなるほどの盛況ぶりでした。京都銘菓が並ぶ休憩スペースや多彩なイベント企画も、多くの参加者に楽しんでいただけたようです。
 今年新たに始まった「Student Innovation Contest」では、学生たちがイヤホン型ウェアラブルデバイスRN002 TWを使い、独創的な発想と大胆な実装で新しい世界を提案。同じデバイスを用いながらも、多様なアプローチで構築されたデモが並び、その熱意には大いに感銘を受けました。また、應矢泰紀氏による特別講演「伝統芸能から引き継がれたマンガ・アニメ・特撮の表現手法」では、歌舞伎の演出がアニメ映像に応用されている具体例を知る貴重な機会となりました。
 イブニングセッションや学生ランチョンでは、世代や組織を超えた交流が広がり、研究だけでなく新たなネットワークが生まれる場としても充実していました。閉会式のスタンプラリー抽選会まで、笑顔が絶えないシンポジウムでした。
 2025年のヒューマンインタフェースシンポジウムは、9月10~12日に金沢工業大学で開催されます。山本知仁大会長を中心に、伝統ある金沢の地で多彩なわくわくする企画が進行中です。美しい街並みや兼六園、21世紀美術館など、学びと観光を両立できる機会にぜひご期待ください。
 学会活動は、研究や技術交流だけでなく、仲間とともに楽しむ場でもあります。今年も一緒に学び、交流し、新たな挑戦を共有していきましょう。本年もヒューマンインタフェース学会をどうぞよろしくお願いいたします。

過去の会長挨拶

 

2024年 「仲間とともに楽しむ」木村 朝子

2023年 「Why the Future Doesn’t Need Us?」高橋 信

2022年 「混沌の時代におけるヒューマンインタフェース」高橋 信

2020年 「ホップ・ステップ・ジャンプ」藤田 欣也 

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